今日は箱根に行き、久々にまともな山を歩きました。やはり鎌倉のハイキングコースと一緒にしてはいけないですね。所々に昔敷いた石畳が残っているのですが、それが整備されずにガタガタになっていて、絶妙に歩きにくい足場を構築してくれています。石なんで硬いし、一個一個が違う角度に傾いているので、歩くのに気を遣います。上り坂でガタガタになった足で、この石畳を落ちるように下るスリルがやみつきになります。
介錯「神無月の巫女 壱・弐」 友人から借り物。以前は、見るからに危険物はあえてここで晒さないようにしていたのですが、最近開き直りすぎてどうでもよくなってきました。携帯打って感想送るのが面倒くさいから、こっちでごまかそうという魂胆もあります。 このアニメ版を昔TVKで見ていたのですが、千歌音ちゃんの旗色が悪くなったあたりで見るのをやめてしまったんですよね。しかし素晴らしい終わり方をしたのに後々になってから気づいて、見るのをやめたことを心底後悔した作品です。第一話ラストで、ロボットに乗って戦うソウマを背景にして閉鎖空間を作り出すヒロイン二人の姿は最高に笑えました。この神がかった演出は、漫画にもちゃんとあったんですね。 設定を考えていると姫宮翁は伝承についてあまり詳しくなかったんじゃないかという気がします。千歌音ちゃんが姫子を簡単に切り捨てられると思わなければ、ああいう役者配置にはしませんよね。何度転生を繰り返しても結びつく二人が、簡単に離れられるはずがありません。千歌音ちゃんの側に姫子を置いておいたら、千歌音ちゃんが姫子を殺せなくなるのは当たり前です。だったら、姫宮翁は、二人の運命について知らなかったと思う方が自然ですよね。いや、こんな爺さんに興味は全くないので、ぐちゃぐちゃ考えててもしょうがないですが。 あと思ったのが、オロチの方々が可哀想ということですね。アニメではもう少し、一人一人に設定がついていた気がしたんですが、漫画だと噛ませ犬っぷりが爆発しています。WA4の中ボスの人たちを彷彿とさせます。ヤマタノオロチの設定がなかったら、三人ぐらいで良いよね?と言いたくなります。 で、千歌音ちゃんと姫子について語りだすと、色々と障りが出ると思うので程ほどにします。程ほどに。まず、千歌音ちゃんのキャラデザは最高です。流れるようなみどりの黒髪に、涼しげな目元。ほどよいつり目が彼女の凛々しさを強調します。ついでに彼女のSっぷりも強調しています。しかし、これと同じ顔なはずなのに、弐巻ラストで姫子といるところは見事に受け受けしく見えるんですよね。漫画家の画力は素晴らしい。 #
by mizuao
| 2007-05-04 23:37
| 漫画
GW中に小平の図書館に見物に行こうと思っていたのが、なかなか根性が出ません。もっとうちが東京に近ければ楽なんですけどね。
川原泉「美貌の果実」 友人から借り物。古き良き少女漫画という感じです。古きと言ってもわりと最近なんで、絵に癖もなく、読みやすいです。どの短編も、ちょっとずれた女の子がちょっとずれた男性と幸せになるという、なんとも読んでてほのぼのとする話です。登場人物たちがみんな浮世離れしていて、羨ましいです。 どれも面白かったんですが、第一次産業シリーズでは、ワイン園の話が一番好きですかね。他のもほのぼのとしてて好きですけど、ワインの子が中でも一番太くてしっかりしていると思います。 キャラクターだけでいけば、苑生さんが一番気に入りました。剣道着きてちゃんばらごっこなんてやってるから、女の子だと気づきませんでしたよ。野山で武士道ごっことかは、普通の女の子のやることではいけません。でも、強くて凛々しい彼女には憧れます。あと、お見合いの場に恐竜の着ぐるみを着ていくセンスも見習いたいです。 全体になんでこんなに浮世離れしてる感じがするのか考えていたんですが、作者の台詞回しがそんな感じだからですかね。読んでて独特のリズムを感じます。 #
by mizuao
| 2007-05-03 21:52
| 漫画
今日は少し暑かったですが、気持ちのよい陽気でした。公園のベンチでアイス食べて、ぽけっーとして、これ以上ない時間の贅沢な使い方ですね。あと何回この場所でこんな時間を過ごせるのか考えると、今が自分にとってどれだけ大切なものであるかに気づかされます。郷愁を誘う場所というのはいくつもありますが、確実にあそこも私にとってそのような場所になるのでしょう。
ロバート・A・ハインライン「人形つかい」 侵略SFの傑作の一つですよね。確か。この前読んだ「読書会」で好評価だったので読んでみました。どうも人形つかいという字面を見ると、攻殻が連想されてしまいます。でも、攻殻も首相直属だった気がするし、こっちもアメリカ大統領直属の組織です。おやじのイメージもあの禿げた方とかぶるし、あながち間違ってもいないですよね。 頭がよくて不屈のかっこいいヒーローががいて、ちょっと小悪魔的なヒロインと協力して悪者退治をするという、なんともアメリカ的な話です。でも侵略もの独特である、初めのうちは分からない敵のプロフィールが徐々に明かされていき、息もつかせぬ攻防を繰り広げるというのは、やはり面白いです。主人公があっけなくナメクジにのっとられるのも意表をつかれました。それなりに楽しむことができました。これでタイタン星人の侵略の理由とかまで求めるのは、贅沢でしょうかね。 #
by mizuao
| 2007-05-02 22:53
| 本(外国人・その他)
母の実家に行ったら、知らぬ間にケーブルテレビが入ってました。アニマックスとかそっち系のチャンネルも見れるんですよね。今回一泊しかできなかったのが真剣に悔やまれます。兄とドラゴンボール見て、その後一人でノワールを見た程度で終わってしまいました。しかし、恐ろしい世の中になったものです。うちがその手のに入ってたら、私が引きこもりと化すこと間違いなしです。
あっ、吉田明生一つ読んでました。カリフォルニア物語を。なかなか後半がシリアスで面白かったです。 高里椎奈「白兎が歌った蜃気楼」 すっかりつけ忘れてました。薬屋シリーズの6冊目ですね。しかし、どうしてこう文庫版の表紙はBL臭が漂っているのでしょう。秋と、珍しく秋が名前を覚えた直也が爽やかにバスケをしている図。老獪な秋と五分以上の勝負をする直也はすごいです。 そういえば、秋が人の名前をさっぱり覚えない理由が少し分かりました。人の名前以前に、人の顔が認識できない人種のようです。綾那と一緒ですね。 今回のリベの成長記録は、「なぜ人を殺してはいけないのか」でした。周りで人が次々に殺されて、自分まで殺されかかって嵌った疑問。結局ザギは、死んでもいい人はいるかもしれないけれど、殺されてもいい人はいない、と結論づけていました。高里さんの容赦のなさと優しさが見事にミックスされてるような気がします。 高里さんの容赦のなさといえば、今回これでもか、これでもかという感じで人が死にまくってましたね。一家ほぼ全滅です。あれは単独犯だったと思いますけど、そして誰もいなくなった状態。 #
by mizuao
| 2007-04-30 20:42
| 本(著者タ行)
GWで他の家族は母の実家に行っているのですが、私は明日の早朝横浜に用があるので置いてきぼりです。昼のうちに勉強でもして、夜は日本酒でも飲みながらゲームでもするつもりです。ちゃんとおつまみに焼き鳥も買ってきましたしね。夜が楽しみです。
冴木忍「思い出はいつまでも <卵王子>カイルロッドの苦難⑨」 不幸なカイルロッドに死亡フラグが立ってる立ってると思って読んでたら、案の定死にましたね。いや、生まれかわりは死ぬのとは違うとも言えますけど、記憶がなければ本人にとっては死んだのと同じでしょう。八雲立つもそういう終わり方でしたけど、、闇己くんは人様の子供をしっかり乗っ取ってしまってますから、死んだことにはならないでしょう。カイルロッドは、小ミランシャとお幸せに暮らして下さいと言いたくなります。ここまで素直に男主人公に同情して、その幸せを願うことは少ないかもしれません。 物語を読み始めたときはもっと小さなお話かと思っていましたが、5巻ぐらいからどんどん話が広がっていって、とても面白かったです。やはりラスボスだと思ってたのが中ボスで、とか実は過去の勇者が迫害されてたり、とか話がややこしくなるほど好きです。 #
by mizuao
| 2007-04-28 14:39
| 本(著者サ行)
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