このぐらいの季節、夜風呂上りにベランダに立って、ぼけっと外を眺めているのが好きです。しとしと降る雨に、アスファルトと土の湿る匂いが混じり合って、至福の一時です。
大崎梢「サイン会はいかが?」
本屋さんが探偵をする話第三弾。今回はまた短編集に戻ってました。面白かったのは、「ヤギさんの忘れもの」ですかね。子供用の絵本に、ページごとに封筒がついていて、その中に手紙が入っているものがあります。それを使ったミステリー。犯人に全く悪気がなかったので、ほのぼのとしたお話になってました。その前の「サイン会はいかが?」が少々殺伐としていたので、つり合いがとれてました。