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川上稔「終わりのクロニクル 1~7」

 明日こそは公文書館行ってきます。興味のある展示に行くのは好きですが、あいにく明治の宰相とか全く興味ありません。ひどく適当なレポートになりそうです。

川上稔「終わりのクロニクル 1~7」
 1~7とか書くとあっけないですが、それぞれが上下巻だったり上中下巻だったり、400~500ページ近い分厚さを誇っていたりでなかなか読み終わるのに暇がかかりました。7巻なんて1000ページ越えです。図書館で借りたらあまりの厚さに背崩れを起こしてます。
 4月ぐらいから時折思い出しては読み進めていたのですが、どんどん記憶が薄れて細かい話を全然覚えてません。それでも各キャラクターたちがしっかり印象に残ってるのは、作者の個性づけが上手いからでしょうか。基本的にほとんどのキャラが2人一組で漫才やってるので、それも覚えやすさの一因だと思います。
 数々の面白い人たちがいましたが、私の好きなのは悪役の方×せっちゃん、暴力夫妻、至様にSfです。佐山くんはあの傍若無人っぷりが素敵なので単体でも好きですが、せっちゃんが絡んだときの変態トークに笑いがとまりませんでした。お前らはどんだけ会話がかみ合ってないんだと。彼らは素でそんな感じですが、Sfと至様はSfが絶対確信犯だろうと思います。主従関係のはずがメイドが主人を虐めて、さらに自動人形であるSfが人工知能ならではの(自分にとって極度に都合のよい)融通の利かなさを見せるという。まあ至様もそれを楽しんでる感じもします。
 アクションでSFでファンタジーでラブコメで学園もので秘密戦隊もので・・・と挙げたらきりがないほどたくさんの要素が詰まった作品でした。
 
by mizuao | 2006-10-09 19:24 | 本(著者カ行)
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