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レイ・ブラッドベリ「スは宇宙のス」

昨日の浅草の稽古で菓子をばらまいてきました。日頃お世話になってる師範や先輩に渡せてよかったです。しかし女子優先で配ってたら同期男子の分が一つ足りなくなるという不手際が。女子優先というのが女子高出身らしいと言われましたが、義理チョコ<友チョコなのは当然だと思いますよ。あと、にっこり微笑みながら「三倍返しね」とチョコを渡す皆の笑顔が絶品でした。しかも3月14日も火曜で浅草教室があるのを確認済みなのが素敵過ぎです。

レイ・ブラッドベリ「スは宇宙のス」
 多分SF系の短編集。面白くないのもありましたが、いくつか気に入ったのがあります。
 まず一番はじめの「さなぎ」。なんとなくカフカを思わせる設定ですが、目の付け所が違うとこんなにも違う話になるのかと思いました。「変身」は登場人物たちの心理や人間像に焦点が当てられていたと思いますが、これはその手のものは全く無視して、さなぎになった人間が新人類になるという設定を楽しませることに力がいれられています。文学作品になれる要素がどこにもないというか、そもそも私が比較するものを間違えてますね。これは短編なので超人類がどこかにとんでいくとこで終わってますが、このとんでも設定でもっと長く書いてくれてても面白かたと思います。
 「ゼロ・アワー」とか「ぼくの地下室へおいで」とか地球が侵略されるタイプの話が結構好きです。一時期すごい流行っただろうなぁと感心するほど、この手の話がありますが、皆なんだかんだ色々考えて侵略方法を模索したんだと思います。
by mizuao | 2006-02-15 19:30 | 本(外国人・その他)
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