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菅浩江「雨の檻」

今朝の夢が最悪でした。どっかの街で巨大ロボット(もしくは怪獣)相手に、ACに乗って市街戦をやってました。敵はACにしちゃ規格外にでかすぎたので、多分他のゲームの影響が出てます。初めはバズーカ撃ってたんですが、すぐに弾切れ。敵が口からレーザーらしきものを撃ってくるなか、距離をとって遠くからミサイルで攻撃してました。いつもはミサイル積んでないのになぁとか思いながら、ふらふらしているとレーザーがかすって機体が火を噴き始めたので脱出。なぜかここから歩兵戦に突入します。で陽動作戦に失敗した所で眼が覚めました。朝から疲れる夢でした。

菅浩江「雨の檻」
SFの短編集。「永遠の森」がほのぼのしてたのに比べ、切ない話が多かったです。標題作「雨の檻」は、遠くの惑星を目指した移民船の中の無菌室で、隔離されて育てられる少女の話です。少女にはフィーというロボットのお世話係がつけられ、少女は親に直接会えないという不満は抱きつつも幸せに生活しています。しかし安全だったはずの部屋が時々急激な揺れに襲われるようになると、フィーが正常に動かなくなり、少女の生活に狂いが生じていきます。今までフィーの世話になりっぱなしだった少女が、自分はもう子供じゃないと狂ったフィーの世話に必死になるのがとてもいじらしかったです。まあ実際子供じゃなかったわけですが。本筋とは関係のないことですが、少女がクロレラを食べて生活しているのが興味深かったです。今はクロレラに替わる、万能食材が見つかっているのでしょうか?
by mizuao | 2006-02-01 10:12 | 本(著者サ行)
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