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桜庭一樹「少女には向かない職業」

3限休講のため、これからレポートの資料を集めに行ってきます。つってもまだ何をテーマにするかいまいち定まってないんですが。
今日はサークルは新木場夢の島です。神奈川県民にとっては行きも帰りも遠い最悪の場所です。千葉勢は喜んでましたが。横浜市にちゃんと畳のあるスポーツセンターがあればここまで苦労することもないのに、横浜市はなにに税金使ってるんでしょう。図書館とかも設備悪いし。

桜庭一樹「少女には向かない職業」
中学生の少女が義父を殺し、ついでに義父を殺すのに協力してくれた女の子と共謀し(ってか強制され)、友達の従兄弟を殺す話です。少女も友達もお互いを本当の殺人者と思い込み、お互いを恐れ(尊敬する)うちに取り返しがつかなくなってしまいます。少女には向かない職業=さつじんしゃ・・・とはもっともなことだと思いました。普通は親を平静に毒殺しようとすることなどできないわけで。
この前読んだ「推定少女」と、最悪な義父が敵となり殺してしまうという点で一致しているのですが、母親についても共通している点があるなと思いました。どちらの母親も少女を理解せず(それが普通だと思いますが)そのことに少女が失望し、反体制的な行動に出るという。思春期にありがちなこと、とか一言で片付けられる問題ではないと思うし、一歩間違えるだけで坂を転げ落ちるという可能性もある訳で、この時期の少女の話とかは読んでて面白いなぁと思います。
by mizuao | 2005-11-11 13:01 | 本(著者サ行)
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