宮村優子「電脳コイル 3.4」

 昼間に外に出ないせいで、いまいち夏を過ごした気がしません。そりゃもちろん蝉がうるさかったり、甲子園だったり、空気がじとっとして木の強い香りがしたりと全く夏を感じないという訳ではないです。ただ道歩いて汗だらだら流して、スポーツドリンクがぶ飲みしようと上を向いたら太陽がまぶしくて、というようなごく当たり前の自然体な夏がなかったんですよね。休みに旅行行って、炎天下汗流したりもしてみしたが、どうしても無理に夏を吸収しに行ってる気がします。20代前半最後の夏の悪あがきという感じが否めません。

宮村優子「電脳コイル 3.4」

 これの1巻読んでた頃はまだ大学生だったと思うと感慨深い。さすがに夏休みがないことに体が馴染んできました。ある程度巻数が揃ったところで一気に読もうと思ってそのまま忘れてました。3巻が廃工場の密室でヤサイサ。4巻は学校で肝試しです。
 アニメで見てた時にはあまり感じませんでしたが、4巻の怪談が怖い怖い。あっちの世界に引き込まれる系の話は後を引くタイプの怖さです。グロ系はその場ではダメージを受けるけれど、後で思い出してどうこうというものではありません。逆に心理系の話だと、人気がないところでふと思い出して、身がすくみます。思い出し硬直。
 色々なものに境界を引くのは人の性質でしょうが、現実と仮想の境界がなくなるってかなり怖いことですよね。電脳眼鏡かけて肝試しとか心臓に悪すぎます。本来だったら見えるはずがないものが、当然のように見えてしまう。カンナみたいに見えるはずのないバグを追いかけ道路に飛び出しガッシャーン、とか当然起こりうる訳です。本当はないはずの道が電脳上は見てて、そこを歩いてたら崖から落下、とか容易に殺人の道具になる電脳眼鏡。人間が犯人の無差別電脳殺人とか、無闇に家から出れませんね。犯人なしとかだと、もっと怖いホラーになれますが。
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# by mizuao | 2010-08-26 00:05 | 本(著者マ行)

山田正紀「神狩り」

 岐阜やら富士山やらにちょこちょこ旅行に行ってたので、本は読んでたんですが、なかなかブログを開く根性がありませんでした。夜行列車ながらで行く格安旅、揖斐の寺の生乾き即身成仏ミイラとか、長良川の鵜飼とか、富士山雨中の行軍とか、お鉢めぐりとか、記録しときたいことはいっぱいあったんですけど、いかんせんある程度テンションが高いか低すぎるかしないと日記もどきなんて書けないものです。
 さてそれで今日のプリキュアですが、最高でしたね。いや、サンシャインが全面に出始めてから、ずっと最高ですけれども。いつきの大きいお友達に大ウケしそうな設定ににたにた笑いが止まらないい大きなお友達です。奈々さん主役を聞いてちょこちょこ見てた甲斐が本当にありました。
 今日もやたらめったら男前なところを発揮しまくってました。サンシャイン。変身シーン、髪が伸びてにこっと満面の笑みを浮かべるところとか実にたまりません。気づいたら画面の前で拳を握りしめて、えーりんえーりんしてました。正しくこの手の魔法少女アニメを見て興奮するべき年齢だった時より、今現在の方が絶対のめり込み具合が高いです。自分が気持ち悪い。
 そして朝上がりきったテンションがやっと落ち着いた夕方。親がいなくて一人だったので、おつまみ作って一杯やってた訳ですが、たまたまつけていたNHKがアニソン特集。確か先週だか先々週だか、奈々さんが出てて、両親の前でガッツポーズ決めて父親にどん引きされたっけと回想してたら、なんと初っ端から、奈々さんと田村ゆかりさんのデュエットです。しかもイノスタとリトルウィッシュ。なのは1期の組み合わせです。NHK、実によくわかってますね。またここでもTVの前でえーりんえーりん大興奮です。しかも二人の衣装が、ゆかりんピンク、奈々さん黒に黄色(黄緑)とか、ファンにとってよく配慮されてます。多分二人のリボンもちゃんと意図的に結んでましたよね。とても二人ともいい歳してするかっことは思えませんが、そんなことを忘れて盛り上がれるのがアニソンの良いところです。単にその歌単独の力だけでなく、物語全体を背負ってるというのが、あれだけの人に強く受け入れられているという理由ではないかと思う訳です。

山田正紀「神狩り」
 岐阜旅行中に読んでた一冊。主人公のとんがり具合が、初期作と言われて納得できるような青臭さです。人間で遊ぶ性悪な神に対して、言語学者がその存在に近づこうと挑む話なんですが、ここまで真っ向から神様に立て突こうという話を読んだのは初めてかもしれません。ESPだったり、神だったり、超自然に理不尽なものが出てきながら、挑む方法がスパコンというあたりがSFなんでしょうか。
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# by mizuao | 2010-08-08 20:34 | 本(著者ヤ行)

カズオ・イシグロ「夜想曲集」

 新しいぱんつを見てたら興奮してきました。

 こう書くと、どうしようもないですね。

 「ストライクウィッチーズの第二期一話を見て興奮しました。」

 まあ結局どう書いても同じな訳ですが。なんにしろ少佐に惚れなおしました。宮藤の守りたい発言に心底誇らしげに微笑む少佐が素敵です。

 それはそれとして、先日展示場で行われていたイベントに行ってきました。電子書籍が話題となっただけあるのか注目度が高かったように思います。私もiPadを弄らせてもらってきました。本が読めるのも嬉しいですが、最新の新聞記事が配信されて、全文検索できるのが魅力的です。拡大縮小等、PC以上に直感的に操作できるのが嬉しいですね。イベントに職場の同僚も誘ったのですが、展示場に来たことがないらしく、人ごみに驚いてきました。夏とか冬とかは早朝から展示場の周辺を埋め尽くす人垣ができてね、とかうっかりそういう話をしそうな自分が怖ろしかったです。

カズオ・イシグロ「夜想曲集」
 音楽と男女を巡る小話×5。一番はじめの「老歌手」の舞台はベネチア。別れる妻に対して、ゴンドラの上から想いでの恋唄を届けようとする老歌手に哀愁を感じました。これを老歌手視点でやられたら、じめじめ、じめじめと思い入れたっぷりで水っぽく興冷めになってしまっていたでしょう。しかしここを老歌手視点ではなく、老歌手に憧れるいい年したギター弾きがやるからこそ、少し距離を置いたところで楽しめるのだと思い思います。
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# by mizuao | 2010-07-11 20:58 | 本(著者カ行)

林家志弦「はやて×ブレード 12」

 今回ぽつぽつとW杯を観戦してましたが、いっそサッカーは相手つかんで引き倒すのもOKとかにしてしまったらどでしょうね。スポーツとして先祖がえり。審判がどう判断するかとかいう曖昧な基準にするよか、よっぽど分かりやすいと思うのですが。

林家志弦「はやて×ブレード 12」
 今回もいのりん大活躍です。旦那のピンチに華麗に登場。旦那の背中を狙う槍さばきも素敵です。いのりんが来たとたんに動きがよくなる旦那を見て、どんだけいのりん大好きなんだと思いました。
 この二人は背中合わせて戦ってるのが似合いますよね。長年連れ添った夫婦ならではの信頼感があります。いのりんに対してとことんへたれる旦那ですが、決めるとこは決める旦那は男前です。

 一方へたれツートップのもう片方は、いいとこなしでしたね。
 未知がやられてぶち切れて、精霊の力が大暴走というあたりまではまあよかったんですよ。
 ありがちな展開としては、バーサク化した雉がナンシーに真っ向から食いかかって双方ボロボロに。そこに意識が戻った未知が「雉っちゃん、もうやめて」、と止めに入る。
 こういうベタな展開を予想したんですよ。でも次のページめくって、黒騎士会長が出現して、瞬時に期待が砕け散りました。未知のために激怒するという見せ場を会長に全て持ってかれた雉っちゃんに同情します。でもそれでこそヘタ雉。ある意味期待通り。雉は3年後までにみかどんみたいになれればいいよ。しかし全てのお約束を無効かする会長時空は脅威ですね。
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# by mizuao | 2010-06-30 23:01 | 漫画

石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」

 灰羽連盟が今度ブルーレイで出るそうです。ちょっとした手違いで今現在すでに、DVD-BOXを二つ持っているのに、この上もう一つ増えてしまう訳です。観賞用、保存用、布教用、が笑えなくなってきました。

石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」
 本屋さんでタイトルが気になり手に取ったもの。自分の百合本を嗅ぎつける能力もだいぶ上がってきた気がします。
 みんなに慕われていた女生徒が学校で殺され、その生徒の妹である主人公が事件解決に乗り出す…という学園ミステリーです。これだけだと何の変哲もないんですが、面白いのは、「全人類が、生まれた時はすべて女性、のち出産を経て一部が男性に転換する」という特異な世界設定です。
 女性至上主義と人さまに言われる私としては、男性に変わるのはエリートが多いというのがすっきりしなかったんですが、一見優遇されているように見える男性が実は堕落を誘われているというのに納得しました。男性が少ないこの社会だと、子作りに励むべき男性は、ぬるくて高収入な役職に回されます。楽ができて妬ましいと思ってしまいましたが、ぬるま湯につけられた人間はろくなものにはなれないと相場が決まっています。
 そして、本来優秀であったはずの女性が男性化することで社会的に成長を止められてしまう、という社会のひずみに気づいた少女がBGを巡る大人の思惑を利用しようとしたのが事件の真相である訳です。BGがなんなのかというのも含め、推理ものとして読むには物足りない感じがしましたが、これはきっと世界設定を楽しむものだったんでしょう。解説にはSFミステリなんていう言葉も出てきましたが、そういう方面では楽しむことができました。

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# by mizuao | 2010-06-09 23:19 | 本(著者ア行)

ナンシー・クレス「ベガーズ・イン・スペイン」

 ヒストリアを見てていい音楽だなーと思っていたら、梶浦さんだったのですね。納得。どこかで聞き覚えがある訳です。

ナンシー・クレス「ベガーズ・イン・スペイン」
 中編集。標題作の「ベガーズ・イン・スペイン」とそれに繋がる「眠る犬」が、なかなか人間の醜さを見せつけるようで面白かったです。
 遺伝子操作により、ごく少数ながら眠らなくても生きていける人間が生み出されているアメリカ。彼らは、眠らないため時間を有効に使えるだけでなく、生来的に社交的で理知的、心身ともに優れています。
 しかし子どもだった彼らが成長し、社会的に成功するにつれ、嫉妬にかられた旧人類に次第に追い詰められていきます。何より悲惨なのが、無眠人の子供を持つということがどういうことか理解していなかった親が大多数だったこと。ひどいと虐待です。成功した人間は自分の遺伝子の優秀さを信じて改良を行わないので、生まれた無眠人の多くは多少お金のある中流階級、というのがまたなんともリアルにありそうです。
 さてそんな中、無眠人である主人公は、成功者かつ進歩的な考えを持った父親に愛情を注がれ、順調に成長していました。家庭内不和はあるものの、無眠人の中でも抜群に恵まれた環境で育った彼女は穏健派、人間と無眠人は同じもので、きっと分かりあうことができると信じていました。無眠人を排斥しようとする社会に対して、仲間たちが自衛のため無眠人の街を築いたりしだしても、まだ人間を信じていました。しかし無眠人にとって旗色が悪くなるできごとが続き、ついに主人公も身の安全が脅かされます。
 ところどころ理知的な人間が無眠人の味方となってくれるものの、世論全体は無眠人排斥へ傾き、一部の州では人権すら認められない有様。ESPが迫害されるのはSFの伝統ですけど、やっぱりこういう状況は切ないですね。本当にこうなりそうで。
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# by mizuao | 2010-06-02 23:07 | 本(外国人・その他)

真田一輝「執事少女とお嬢様」

 「僕らのアリス、君が望むなら」。女王×アリスが気になってしょうがない歪みの国ではなく、ジョニー出演のアリスの映画を見てきました。
 アリスがワンダーランドを再訪するという設定なのですが、始めの方の流れは原作と一緒。木の根元の穴から自由落下したあげく、小さな扉しか出口がない部屋にたどり着きます。
 そしてアリスが小さくなる薬を飲む場面を見て、はっとしました。アリスの服は縮まないで、アリスだけちっさくなっていくんですよ。これは脱げフラグ?と淑女スマイルを浮かべて待っていたら、ちびアリスは元々下着だったらしき布を巻いてでてきました。軽く舌打ちしかけましたが、一応私もアリスくらいは読んでます。今度はアリスが大きくなるんですよね。分かります。服が破け散るのも定番です。と思っていたら、ギリギリのところで止まりやがりました。
 その後も脱げそうで脱げない、見えそうで見えないという絶妙なラインを保ちつつ、とうとうエンディングを迎えました。正直、それが気になって、映画の他の印象がなにも残ってません。結局主人公の鎖骨の美しさと太もものラインのみが印象に残った映画でした。悪いのは私です。

真田一輝「執事少女とお嬢様」
 落花流水の真田さんの新作です。四コマじゃなくて、ストーリー漫画なんですね。ちゃんと笑いどころはあるので、あんまり雰囲気は変わらないでしょうか。
 高飛びした親に置いてかれた主人公が、全校生徒憧れの同級生の家に、執事として転がり込みます。主人公の友人のモブっぷりといい、なんとなく神無月を思い起こさせる話です。これは全然シリアスではありませんが。そして全然関係ないですが、バクマンのシリアスな笑いというのを聞いた時に、神無月第一話のラストを連想しました。真面目な場面のはずなのに、あそこまで腹抱えて笑うというのもなかなかできない体験でした。
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# by mizuao | 2010-05-17 23:50 | 漫画

平尾アウリ「まんがの作り方 3」

 今週から来週にかけて、百合漫画の発売日が集中していて幸せです。とりあえず地元の小さいくせにやたらハイレベルな本屋で、つぼみの6巻と、まんんがの作り方と真田一輝さんの新作を買ってきました。今後は乙ひよりさんが2冊と、月末には落花流水。まだ私は頑張れます。

 あと今更ながら中尾プロというすごい方の存在を知りました。ラジオのまとめ動画を見てたんですが、涙が出るレベルで笑えます。全体に腹筋が痙攣しつづけたんですが、デートに誘われた時の当たり障りのないお断り文句、というお題の答えが本当に斜め上でした。先手の人が、スケジュール帳を見て、ごめんなさいお誘いは嬉しいけど、もう先約が入ってるんです、また誘ってください、とごくまっとうな回答にまとめたところで、それに続くプロの回答が秀逸すぎでした。先手の人から何をどう学習したら、ああなるんでしょう。ワンフレーズ違うだけなのに、なぜあんなに絶望的なのか。

 あとは数々の百合ネタですね。
 ラジオでCANNANにハマってるんですよね、どのキャラが好きですかと振られ、付き合うならアルファルドで、一生添い遂げるならカナンとのこと。ひどく嬉しそうに答えてますが、どっちのキャラも普通に女性です。相手さんも「えっ、カナンって女の子なn??」とびびってますが、心配いりません。アルファルドも女性です。二人ともやたらイケメンですが、間違いなく女性です。
 それに青春小説、みたいなことを聞かれて、リリアン女学園の小説をアピールしてました。それだけならまあ一時期すごく流行ったもんね、で済む話なんですが、もう一冊すすめてるのがコイルなあたりがプロが本物であることを物語ってます。コイルはアニメ小説とも私も大好きですが、かなりそっち方向にディープじゃないと出てこないところだと思います。宮村さんのあの女の子の腹黒ドロドロ具合は、小夜子以来大好物です。
 あとは対決企画のご褒美になにが欲しいと問われて、キャラクターの台詞の一部を自分の名前にかえてその役の声優さんに言ってもらうのはありか?と頼んでいました。誰にやって欲しいかと問われて、ぼそぼそつぶやいたあげく、豊口さんと回答。誰の声で?と聞かれ、聖様と即答。その後しばらく悩んだあげく、でも豊口さんと能登さんの掛け合いが好きだから、そこに自分の存在が介入したくないというような結論に達してました。どこまで歪みないんでしょう。完全によく訓練された百合ヲタの発想です。すごすぎる。残念な美人というと、小林ゆうさんのイメージが強かったんですが、プロも負けてないと思いました。あんなにお綺麗なのに残念すぎます。大好きです。

平尾アウリ「まんがの作り方 3」
 倦怠期の夫婦のような雰囲気を醸し出す二人。武田さんの度重なる登場が少しは刺激になるか、と思ってたらばっちりでしたね。先輩がよく分からないツンデレキャラになりました。今まで意識せずいちゃいちゃしていたのが、ツンデレのテンプレ台詞を言いだすようになりました。それに混乱した森下も訳の分からないこと言い出しました。巻き込まれる先輩弟が本当に不憫になってきました。
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# by mizuao | 2010-05-14 23:07 | 漫画

アサウラ「ベン・トー 5.5」

 とある少女小説実写化について。GWはネットがつながらな環境にいて、戻ってみたら知らん間にキャストが発表になってました。とりあえず赤はありかなと思います。赤の上級生二人は美人系の顔立ち。真面目でお節介な方が好きな私としては嬉しい限りです。
 だがしかし旧赤白の片割れが…。片割れが…。ほら、美人顔というのは確かに若いうちは年齢より上に見られてしまうもの。ギガンティアさんなんか、バタ臭い設定まで付いてたから、どう見ても高校生に見えないのも仕方がないですよ。だがしかしこれはない。何が悪いかって、とりあえずあの髪の不自然な茶髪具合ですよね。実際のお嬢様学校にあの髪で登校したら、正面玄関から生徒指導室まで直行確実です。そりゃナチュラルにギガンティアさんレベルで色素薄い人探そうと思ったら、それこそハーフでも捕まえてこないと無理なのは分かりますけれども。白好きにとっての救いは、まだ隠れキリシタンな彼女のキャストが発表されていないことでしょうか。

アサウラ「ベン・トー 5.5」
 番外編。白粉先生とあせびちゃんの二本立てのような内容でした。死神あせびちゃんの天然で人を窮地に陥れるところもかわいくてかわいくてしょうがないんですが、白粉先生が、もうほんとどこのクリーチャーかと。ガチムチ警備員とサトウが「これ絶対入ってるよね」状態の手押し車で熱いレースを繰り広げる横を、顔を固定したまま並走し、「キーキ、キキ」「キキ……キ―」と奇声を上げ続ける姿に100キロばばあを連想しました。さすが白粉大先生、生ける都市伝説となられたのですね。
 しかしそのインパクトで、『貴婦人と使用人さんのカフェ』でのヒロイン達のコスプレ姿がふっとびました。白梅様と他ヒロインとの貴重な絡みシーンだったんですけどね。ガチムチに力負けするとは…。マイナージャンルの悲哀を感じました。次の番外編では白粉先生と白梅さんの出会いの話を是非読んでみたいです。
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# by mizuao | 2010-05-05 22:31 | 本(著者ア行)

飛浩隆「象られた力」

 昨日も朝からモンハンをやり続けてました。モンハン自体は知識はほとんどなかったのですが、FF11に結構システム似てますよね。多分。あれも街で料理食べてステータス上げてからボス戦に挑むとかそんな仕様もあったはず。FF11なら高校の頃ゲーム雑誌の攻略記事を1年ほど読み続けてエアプレイしてた実績があるので、モンハンもなんとなくこんな感じでいいんだろうという適当さでプレイしてます。おかげで、Aボタンでも攻撃できることに気付かず、ひたすらリモコン振り回し続けてました。そりゃ手首も疲れますよね。

 おとこぎがアホすぎて最高です。過去に見たことのある四月⑨企画の中で、一番斜め上で笑ったかもしれません。ひどすぎる。しかも全部レスリングな感じのあれかと思いきや、女性の執筆陣(推定)のガチっぷりに、うっかり違う方向に目覚めそうです。

飛浩隆「象られた力」
 標題作含む中編4編。ラギッド・ガールの素晴らしさを何度か人に語りつつ、実はまだこれを読んだことがありませんでした。
 「デュオ」は音楽が絡んだ殺人。去年読んでたスタージョンの中編にもどろどろした音楽系の話があったのを思い出します。最後のどんでん返しにやられました。
 「呪界のほとり」は龍がワープ移動の手段ということで、始めパーンの竜騎士シリーズを思い出しました。飄々としたじいさんと生真面目な主人公の会話が笑えます。この方の話ってあまり笑い所はないんですが、文化人類学的お人よしが、地味につぼに入りました。水寄せとか鯨とか、結構廃園の原型がここにある気がします。
 「夜と泥の」。一番圧巻されたのは標題作でしたが、好きなのはこれです。人類がそこかしこの星を地球化し、遍く宇宙に広がっている未来。ある辺境の惑星でテラフォーミングのために解き放たれた分子機械が、人間の気づかないうちに惑星の意志に乗っ取られているというもの。その星では死んでしまった少女が年に一度機械によって再現されているのですが、その情景描写がとても美しいです。真夜中の沼地で、一晩限りの死んだ少女を中心に有象無象が群がっている様子を想像するとぞくぞくします。司政官シリーズの中編とか、竹宮さんの「ジルベスターの星から」以来、惑星の見せる夢というものに憧れます。
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# by mizuao | 2010-04-04 23:43 | 本(著者タ行)