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宇野常寛「ゼロ年代の想像力」

 友人からアイマスの曲を20曲ほどもらいました。
 その中で一番きゅんとした曲があずささんの「ラ♥ブ♥リ」なあたり、本当に自分はお姉さんが大好きなんだなと思います。好きになっていいですか、とか可愛すぎます。もう一曲仕込まれていたあずささん曲が「ウイスキーが、お好きでしょ」というあたり、友人のあずささんの扱いがよく分かりました。
 千早推しとしては、「目が合う瞬間」「蒼い鳥」を懐かしく思いつつ、「arcadia」「inferno」とかも中二くさくて素敵です。今ふと思いましたが、千早はAKBのゆったんとイメージが近いです。歌が上手くてアーティストを目指しているので、アイドルという職業に悩んでいる感じ。と思ったのですが、性格とか体型は全然違いました。でもMARIAとか君ペガとか、千早、響、真、貴音さんあたりが歌ってくれたら私得すぎる。
 響はアニメのむつごろうさんなイメージしかなかったので、「TRIAL DANCE」「DREAM」の激しさに驚きました。

宇野常寛「ゼロ年代の想像力」
 まだ私が学生をやってた頃SFマガジンに連載されていたんですよね。当時パラパラと読んで、言ってる意味がよく分からないよ、という状態だったので、ちゃんと読み返そうと思って買ってきてみました。
 アニメや映画、ドラマ、文学などのサブカルを材料に、90年代→ゼロ年代→これからの社会について、論者が考えるところを語った批評。なのでしょうか。
 まず、宗教とか科学とか、拠って立つことのできる「大きな物語」がなくなり、バブルがはじけたのと相まって、引きこもったというのはよく分かります。何か行動すると誰かを傷つけるから、自分は何もしないで引きこもる。自分は無力だけど、何もしてくれない社会が悪いんだ。という姿勢。世の中は汚い、だからそこからはずれて(落ちこぼれて)生きる俺らは偉い。という感じに厭世的なことを恥じないロスジェネ的なイメージです。
 ここと同じ流れに「Air」とかの美少女ゲームやいわゆる「セカイ系」が乗せられているので、鍵っ子を始めとする信者さんたちが怒ったのも分からんでもないですね。「安全に痛い」自己反省という言葉は、勝手に消費される女性の立場からしたら結構的を射ていると思いますけど。
 まあ社会に絶望して引きこもった時代の反動から、小泉さんの改革により、自己責任の時代、決断主義の時代になったと。
宇野さんは「サヴァイヴ系」と名づけていますが、こちらは、引きこもってたらやられる、だからやってやんよ、という感じ。おそらくこの世代に該当している身からすれば、この「サヴァイヴ系」の感覚は実感があります。ろくな世の中じゃないけど、自分が生きるためには、行動をしなければならない。自分の信念が絶対のものじゃないのは分かっているけど、何もしないよりはましじゃない、ということで個々が「小さな物語」を選択しています。
 という前提に立った上で、じゃあ暴力的な決断主義を消化するためにはどんな方法があるか、というのをこの本では模索しているようです。色々書いてありましたが、大きな物語、仮想的なファンタジーじゃなくて、身近な日常、拡張した現実を楽しばいいよ、というのが提示されてます。これだけ語ってそれかよ、とか、何でもかんでも一括りにするのもなぁ、とか、でもそれをしなきゃ批評なんかできないか、とか色々思うところの多い作品でした。まだ理解仕切れていないので、もう少し読み込む必要がありそうです。
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by mizuao | 2011-11-03 12:30 | 本(著者ア行)