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SFマガジン編集部編「ゼロ年代SF傑作選」

 消失を見てきました。原作は第1巻、アニメは1期をぼちぼち見てたぐらいで、一番の萌えキャラはキョン子だよね?という誤った認識しかない私ですが、それなりに楽しめました。今までやれやれだぜ、とハルヒに振り回されてたキョンが、自分がそれを楽しんでいること、ハルヒ=世界を積極的に認めるというターニングポイントになっているようです。なんにしろ、妄想長門と大人ミクルは最高ですね。朝倉さんも原さん染みててとてもよいです。どの世界でもきちがい。綺麗なお姉さんに刺されるのは、人類0,000001%の夢であると思います。
 あと長門による妄想世界を見て、長門はキョンが大好きでハルヒが大嫌いなんだなと思いました。あの人員配置は、「お前なんかとは一緒の学校に通いたくないんだよ。ガチホモ野郎(古泉)を与えてやるから、二度とわたしたちの前にツラ見せんな」とかそういうメッセージなんですよね。絶対違いますけど。

SFマガジン編集部編「ゼロ年代SF傑作選」
 ゼロ年代SF。ゼロ年代の想像力とかありましたけど、早川関連以外でゼロ年代という言葉を聞いたことがない気がします。一般的な用語としてあってもよさそうなもんですのに……。まだゼロ年代がどういう時代だったのかを歴史の流れで位置付けて説くには、どのジャンルにとっても時期が早いのかもしれません。
 本書はゼロ年代に活躍したSF作家、主にリアル・フィクションの人たちによる短編集です。元々はSFマガジンに掲載されていたものということで、弱冠作者の他の作品とつながっていたりしますが、読み切りとして読んでも問題なく楽しめるものでした。
 桜坂さんとか新城さんとか私が好きな作家さんたちがほとんどの中、今まで読んだことがなかった方は元長柾木さんに海猫沢めろんさん。著者紹介によると、どちらもエロゲのライターさん出身なようです。少女と世界と、という繋がりで、なんとなく上遠野さんとか西尾維新とかあんな感じに設定が中二くさい印象を受けました。誤解ないよう主張すると、ブギーポップは通して5,6回は読んでいると思うので、決して中二が嫌いな訳ではありません。海猫沢さんの方は一見頭が悪いような軽い文体ですが、言葉遊びのような理論で頭を使ってしまいました。
 冲方さんはマルドゥック、まだウフコックがボイルドと組んでるので、スクランブルよりは前ですね。会社の不正を世に訴えようとしたがために武装集団に消されようとしている女性が、ウフコックの助けを借りる話です。過去の経験から銃を徹底的に拒絶する女性と、平和主義な兵器ネズミウフコック。相性がいいような悪いような。あいにかわらずウフコックに癒されます。
 イリヤの秋山瑞人さんは「おれはミサイル」という作品でした。これが一番面白かったです。時代など細かい設定は不明。多分人類滅亡後で、兵器である戦闘機とそのAI(?)のみ生き残り、目的が分からないまま戦争が継続している状態。戦闘機一人称というのも物珍しかったですが、ミサイルたちまで人格をもってしゃべりだしたのには驚きました。ミサイルたちが、自分の性能に過剰に誇りを持った死にたがり、というのはすごく納得のいく性格づけです。ちゃんと機械が揺らいでるのも面白い。
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by mizuao | 2010-02-26 00:07 | 本(外国人・その他)

志村貴子「青い花 5」

 このシーズンずっとマスクをしつつ働いています。マスクをしていると顔の大半が隠れるので、とても落ち着きます。みんな仮面かぶって自分の表情を見られない分、他人の表情も見れない社会、という設定の話がたまにありますが、あれと同じで顔が露出していないと安心です。ただ問題点としては、物理的にも精神的にも視野がせまくなること。マスクしてると周囲から遮断されてる気がして、自分も他人の気配に気づきにくくなります。マスクの一長一短。

志村貴子「青い花 5」
 あーちゃんがいい人過ぎてかわいくてなりません。かっこよく演技してるのに急に台詞をど忘れしてしまったり、しっかりもののどじっこ属性はいいものです。なんだかんだでふみちゃんは細かいことに気づきそうですから、いい組み合わせではないでしょうか。
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by mizuao | 2010-02-22 22:30 | 漫画

小川一水「煙突の上にハイヒール」

 職場の出入り口にある受付にマリのフィギュアが飾られてました。

 自分の目を疑いました。なぜに破のマリさんがこんなところにいるのでしょう? 40,50前後の人しかいないかなりお堅いはずの職場なのに、わざわざ箱と並べて飾る気合いの入れ様。いったい誰が?いつ?なぜ?落し物? それとも何か踏み絵的な意図でもあるのでしょうか? これを見てあからさまに動揺して抱えた荷物を落とした私は、もうヲタの烙印を押され、職場で村八分で磔刑で火炙りで十六聖人で……あばばばばばばば。まわりに誰もいない時間帯で、本当によかったですね。
 しかし受付のガラス越しに見ると、まるでショーケースに飾られているようです。ショーケースの中のマリがこっちを見て、「一人じゃ淋しいから、アスカも連れてきて欲しいにゃ」と囁いてきます。黙れ私のゴースト。わたし、ピンクのプラグスーツよりスパイダーマンっぽい緑のやつの方が好きなんですよね。プラグスーツは太ももの肉感が強調されるのが素敵です。でも制服もかわいいですよ清潔感があって、とかうっかり心の赴くままに口走っちゃったらどうしてくれましょう。ああ、マリかわいいよマリ。出入りする度に確実に視線がそっちに奪われます。
 頼むから私の心の平安のために早く撤去してください。でもそれはそれで、回復ポイントが減ります。ひゃっはー。

小川一水「煙突の上にハイヒール」
 友人のすすめの中編集。小川一水さんは、老ヴォールか大六大陸以来でしょうか。
 おすすめの「おれたちのピュグマリオン」、確かに面白かったです。会社で介護用の機械を作る傍ら、精巧な人型メイドロボを作ってしまうマッドサイエンティスト。いや、メカニックとかエンジニアでしょうか。いずれにしろマッドです。
 とても純情な青年なのですが、好きな人好みのロボットを作って、そのロボットと相手を結婚させてしまう。自分はロボットを操作して、ロボットを通して相手とロボットのやりとりを疑似体験……。リモート恋愛とか、遠距離恋愛の一歩上を行きますよね。性別が一緒というのでそんな回りくどいやりかたになったのか、相手のセクシャリティに配慮したからこその勝利なのか。いずれにしろすごい発想です。と思いつつ、オンラインゲームでプレイヤーキャラ同士で結婚するなんてのもありますし、そこまで現実味のない話ではないのかもしれませんね。
 パンデミック最初の感染者がいたぶられる「白鳥熱の朝に」も時事で面白かったですが、標題作「煙突の上にハイヒール」が気に入りました。自分は地味だと信じ切ってるOLが、結婚詐欺に合いかけた勢いで、日本女性初のタケコプター使いになるというお話。結局街中で目立って飛ぶとかそんなことはなく地味なままですが、地元の繁華街をセグウェイで疾走する時に感じるであろう気恥ずかしさ想像すると、目立ちたくないというOLさんの気持ちもよく分かります。
 この装置、実際にはタケコプターよりもっとずっと大きなプロペラと電池を背負って空を飛ぶものです。電池がすぐ切れるというのはタケコプターと一緒ですね。空を飛び立いと強く願うのは、ドラゴンボール世代共通の病であると信じている私としては、こんな機械ができたら是非やってみたいです。山の中で。
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by mizuao | 2010-02-18 23:33 | 本(著者ア行)

小野不由美、藤崎竜「屍鬼 7」

 今日仕事中、たまたま手にした本の表紙を見たら、頭がひょうたん型にねじ曲がり、半月状の耳がはえたドラえもんがいました。熊型ロボットだそうです。アジアのパチモンおもちゃを集めて紹介する本で、思わずパラパラめくってたら面白い面白い。頭の中では雪歩さんの持ち歌をバックに邪神が踊っています。なんか色々と突っ込みどころ満載だったんですが、個人的お気に入りは変形合体機関車トーマスでした。昔新幹線が変型してレスキューするアニメあったよなーと懐かしく振り返りつつ、トーマスの絵柄で合体しちゃだめだよと思いました。おお、きもいきもい。

小野不由美、藤崎竜「屍鬼 7」
 原作の方がホラーでぞくぞくしたと文句を言いつつ、結局買っています。前の巻で若先生大暴走してましたけど、そろそろ物語も転換点ですかね。屍鬼じゃなくて、人間の残忍さに胸くそが悪くなる頃か。
 しかし、夏野って起き上がってましたっけ? 最後まで粘るかと思ったら結構あっさりやられたような印象があったのですが。もうだいぶ原作忘れてしまっているので判然とはしませんが、原作準拠でなく、藤竜版屍鬼が始まるのか。それはそれで楽しみな気もします。
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by mizuao | 2010-02-16 22:17 | 漫画

ジョン・スコルジー「老人と宇宙」

 久々にゆっくりの超魔界村実況を見てたら腹が痛いです。センスがよすぎる。しかし超魔界村にはろくな思い出がありません。我が家に初めてスーファミが導入されたとき、ともに連れてこられたのがこのソフトでした。当時確か小2。最高到達地点が2面でした。今やればもうちょっと頑張れるかも知れませんが、どう考えても買ってくるソフトが悪すぎです。父上様。彼はファミコン購入時には、アバドックスというSTGを買ってきました。幼稚園児が頑張れる難易度ではありません。なんかもうちょっと普通にマリオとか買ってくるという選択肢はなかったのでしょうかね。グラフィックがエグくて印象には残ってますが。


ジョン・スコルジー「老人と宇宙」
 老人とソラ。ヘミングウェイって読んだことないなと思ってたら、誰がために鐘は鳴るは読んでました。この話とはなんも関係ないですが。
 75歳になると志願制で宇宙に上がり、コロニー防衛軍に入る世界。軍隊に入れられるぐらいだからすごい若返りの技術があるんだろうとホイホイついていくと、2年で1/3が死に、除隊可能となる十年後には、1/4しか生き残れないという悲惨な環境に追い込まれます。ただ老人たちのユーモアあふれる会話のおかげでそこまで悲壮感はありません。主人公も淡々としてますし。
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by mizuao | 2010-02-15 15:12 | 本(外国人・その他)

天野こずえ「あまんちゅ! 2」

 先週末は北海道に行ってきました。北国は寒かろうと覚悟して行ったのですが、今日の上野の方がよっぽど寒かったです。考えてみれば当たり前ですね。旅行中はほぼ常時アルコール漬けでしたから、そりゃあったかいでしょう。
 雪まつりは雪像、氷像と、見ているだけで楽しくなるものがいっぱいでした。ミクが2体。リンレンが1体ずつ。ガンダムが2機。私が見つけたのはそんな感じでした。地下鉄の車内広告に雪ミクというのが載っていて、なにこの堂々としたパチモンと感心してたんですが、まさか公式だったとは。正直栄町も行っとくんだったと思いました。公式が病気すぎる。

天野こずえ「あまんちゅ! 2」

 癒されますねぇ。ぴかりがいい子すぎて泣けてきます。上手く潜れなくて挫けたてこを一瞬で慰める素敵っぷり。プールを潜水する二人が本当に楽しそうで、そこまでダイビングに興味なかった私もやってみたくないました。海の底から見上げる水面って、一度見てみたいものです。
 
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by mizuao | 2010-02-11 22:48 | 漫画