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司馬遼太郎「街道をゆく 15 北海道の諸道」

 先日古武術の演武会というのを見物しました。薙刀ぐらいならともかく、鎖鎌とか手裏剣とか、普通に武道をやっていてもお目にかかれないものもあったのでとても面白かったです。鎖鎌って、漫画とかだと鎌ついてる方がぶんぶん飛んでくるけど、実際ぶん回すのは分銅の方なんですよね。中学ぐらいの時読んだ忍術の本を思い出した。鎌と言えば、結構鎌二刀流(というのかどうか…)を継承しているところが多いのも、昔って農民は足軽だったんだよなーというのが実感できて面白かったです。薙刀では振袖着た女の子たちが激しい立ち回りをしている流派が印象的でした。明らかに場から浮いていて、女の子たちの重心もいまいち落ちている感じはしませんでしたが、若さゆえの勢いも清々しいです。

司馬遼太郎「街道をゆく 北海道の諸道15」
 この前読んだ本に、本の装丁は大事だよという話が出てたんですけど、もっともですよね。そこでは集英社文庫の人間失格とかが例としてあがってましたけど、この新装版も本屋で平積みにされた時相当目を引きました。シリーズ全部、空の写真に揃えたんですかね?20、30代女性の目を引きそうなこのデザインで、街道をゆくをやるのかーと感心してしまいました。でも結構歴史ロマンとか悠久さを感じて、合っているんですよね。
 かく言う私も、恥ずかしながら街道をゆくシリーズを読んだのは初めてです。もっと紀行文なのかなーと思ってましたが、実際はその土地にまつわる人物や歴史、そこから発展していく様々な思索がほとんどで、地域の現在についてはあまり記されていませんでした。私は紀行文の楽しみは、現地の食の紹介にあると思っている不埒な人間なので、ちょっと拍子ぬけしました。ただその分、語られる歴史は大学受験レベルでは習わない詳細なもので、とても興味深く読むことができました。開拓民とかなりたくないなーと。
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by mizuao | 2009-02-18 23:01 | 本(著者サ行)

恩田陸「木洩れ日に泳ぐ魚」

 今日は従兄弟の結婚式でした。あいにく私は仕事で行きませんでしたが・・・。美形な従兄弟の晴れ姿を拝みたかったので残念です。色々と苦労してきた人なので、幸せになってほしいものです。

恩田陸「木洩れ日に泳ぐ魚」
 久々に恩田さんを読みました。内容は、過去起きた事件を主人公たちが話し合い、次第に真相が浮き上がっていくというもの。恩田さんお得意の手法でしょうか。野菜やら油やらが詰まったスーパーのレジ袋の重みを生きていると表現し、カップ麺を詰めた軽い袋と対比させる、こういう表現のうまさはさすがだと思います。
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by mizuao | 2009-02-15 22:50 | 本(著者ア行)

飴村行「粘膜人間」

 ここ数日朝5時半ほどに一度起きて1分ほど作業をし、7時くらいまで二度寝という生活をしています。このサイクルを実行すると、結構朝方見た夢を覚えているので面白いです。昨日は高校の時の後輩の妹(現実には存在しません)に振り回され、今朝は同級生(こちらも実際にはいない、脳回路が混線の上編み出した架空の人物)に振り回され、なかなか楽しい日々を送っています。夢の中で。この調子で行けば、明日はいよいよ年上のお姉さんに振り回される番ですね。しかし5時半起きのせいでどうも体の疲れがとれていない気がします。

飴村行「粘膜人間」
 友人に勧められたんですが、エログロの系統は正直苦手です。甲田さんをしつこく読み続けてる私が言ってもいまいち説得力には欠けますが。漫画のグロいのはそこまで気にならなくても、文章だと自分の想像のエグさに気持ち悪くなります。精神的に追い詰められるホラーは好きなんですけどね。とはいえ、悪魔的なイメージが休みなしに続いていくこの話はそれなりに楽しめました。よくもまあいろいろ思いつくなぁと感心します。
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by mizuao | 2009-02-14 22:35 | 本(著者ア行)

田村由美「7SEEDS 1-5」

 今週来週と研修があるのがひどく憂鬱です。順応性が低いので、日頃の職場から出るのにすごい神経を使います。自分の好きなものに囲まれて働けるというのはどれだけ幸せなことか、こういう時に実感できますね。

田村由美「7SEEDS 1-5」
 借りもの。最近の少女漫画なめてました。面白かったです。冷凍睡眠で未来にほっぽりだされて、人類滅亡後の日本で漂流生活。ロビンソン=クルーソとかアフターマンが大好きな私にはたまりません。7人×5チームというのがまた上手いですよね。舞台設定はありがちといえばありがちなんでしょうが、それぞれのキャラクターとその関係性が丁寧に描かれているのがさすが少女漫画。相関図とか年表とか作りたくなります。
 こういうものを読むと、色々想像して遊びたくなるんですが、ひとつ考えてたのが自分だったらどこのチームに入りたいか。もちろん初っ端から干からびてるとかではなく、ある程度まで生き残ること前提で。今までのところ一番泣かせてもらった冬の人たちのチームは、あれで完成されてるので入りようがないですよね。線の細い美少年に朗らかな好青年。…いや、同い年ぐらいだとは思うのですが、そう見えます。吹雪がかっこよすぎるんですよね。このまま成長していたら、どれだけいい男になっていたことか。
 秋のチームは論外として、夏Bと春だったら、やっぱり春がいいですね。夏Bでガイドの姐さんと一緒にシェルターで生活するのもよいですが、花のたくましさは憧れます。もちろん無理はしてるでしょうが、嵐君と違って根っこがしっかりしてる感じがしますよね。何かあってもちゃんと自分で浮き上がってくる、それに人の優しさも忘れない。命張って人助けたり、水確保してくれたり、やたらと甲斐性があります。藤花推奨。これ以上なく公式に反してますけど、どんな時でもフィルターははずさない。それがポリシー。あと角又も頼りになりそうですよね。
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by mizuao | 2009-02-09 22:12 | 漫画

バウンド「はじめての移動屋台」

 三浦半島の先っちょの島までドライブに行かされました。海岸線をたどった行きはともかく、帰りの高速は生きた心地がしませんでした。教習以来ですから、4、5年ぶりぐらいになるのでしょうかね。そもそも運転自体が多分1年ぶりだというのに。
 まあ恐ろしい思いをしたかいがあって、カワハギとかカサゴとか、日常あまりお目にかかることのない魚をたべることができました。身を剥がれてもまだぴくぴく動いているカワハギと目を合わせながら、肝もおいしいーとか喜んでいた自分は随分神経が太くなったものだと思います。
 先週同じような状況でアジの刺身を食べてたのですが、アジと比べてカワハギの顔ってやけに生々しいんですよね。表面がぬめっとしていて顔まわりに結構肉がついているんですよ。それが竹串に刺されて反り返り、残った顔だけがこっちを向いている状況。新鮮なのはよくわかったから、目と口を動かすのをやめてくれと真剣に願いました。すごい偽善な罪悪感に駆られつつ、結局とてもおいしくいただきました。また食べに行きたいです。

バウンド「はじめての移動屋台」
 なんとなく目についたので借りてきました。いくつかの有名店の紹介と、移動屋台を始めるためのノウハウが描かれた本。最近しゃれた車が食べ物を売っているのをよくみかけるようになりました。私の地元ですら、クレープやら揚げパンやらたこ焼きやら色々きてますから、東京に行ったら至る所に出てるんでしょうね。初期費用が少なくてすむから実店舗を出すよりは比較的気軽らしいですが、入門書的な軽いノウハウ本を読むだけでも営業の大変さが伝わってきます。根っからサラリーマン気質な私には、すべてが自分の双肩にかかってくる自営業はとても無理なのがよくわかりました。
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by mizuao | 2009-02-08 00:21 | 本(著者ハ行)

トンケ・ドラフト「ふたごの兄弟の物語 上・下」

 居間でうたたねをしていたのですが、テレビから聞き覚えのある声がして跳ね起きました。今晩は奈々さんが出演されるんですね。新聞のテレビ欄見て全力でによによしました。

トンケ・ドラフト「ふたごの兄弟の物語 上・下」
 全然違うんですけど、シンドバッドの冒険を思い出しました。訳のせいか、主人公が冒険をたくさんするからでしょうか。若干昔話がかった話が、典型的な児童文学ーという感じでよかったです。最後までジャコモに愛想を尽かさないラウレンゾーが素敵。わんことにゃんこの活躍がほとんどなかったのは残念。
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by mizuao | 2009-02-05 23:26 | 本(外国人・その他)