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あずまきよひこ「よつばと! 5,6」

 非常に忌々しき事態です。うっかり国立大学の一次をパスしてしましました。しかも母親が先に郵便物をチェックしていたので、既に二次試験を受けに行かないといけないのはばれ済みです。一日が説明会で、八日の朝が専門試験。来週の予定が色々危うくなって参りました。・・・てか、試験二週間前からウテナにはまった超絶やる気のない人間を通さないで下さいよ。マークシートでやる気のなさを読み取れってのも無茶な話ですけどね。一次は50人近く通って、実際東京で採用されるのは5人程度ですから、色々ズーンとなります。

あずまきよひこ「よつばと! 5,6」
 ダンボーがかわいかったです。それに、必死にダンボーの存在を守ろうとする恵那もかわえぇ。三姉妹の良心ですね。彼女は。当初しっかり者設定だと思われた風香が完全にちょっと可哀相な子扱いになっているのと対称的です。一応あれで副会長ではあるみたいですけど、「星といえば私ですよ。星、宇宙、ロマン、夢、風香る風香」とか、「これは私も負けてられないわ! 同じ浮き輪サーファー…輪ーファーとして!!」とか、しっかり者が見る影もありません。まあそれでも、近所の小さい女の子に毎日構ってくれる、面倒見のよいお姉さんであることに変わりませんけど。友達にするならあさぎさんで、お姉さんにするなら風香、子供は恵那というところでしょうか。
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by mizuao | 2007-06-29 20:55 | 漫画

真山仁「ハゲタカ 下」

 今日のゼミ発表のテーマは卒論の構成でしたが、なんとか乗り切りました。日ごろは放任主義の先生が素敵に手を入れて下さったので、なんとなくそれっぽいものはできました。

真山仁「ハゲタカ 下」
 しばらく前に上巻読んでたので、また見事に登場人物名を忘れていました。その人の役割とかはちゃんと覚えているんですが、名前はいつもだいたい忘れます。やはり音じゃなくて、目で読んでるのの弊害なんでしょうね。字面で覚えてしまうので、読みが分からないこともよくあります。
 上巻では人の不幸を食い物にする、ひたすらやな男に見えた鷲津も、最後には良いことをします。ミカドホテルのお姉さんを助けたのはかっこいいです。しかし、きざな男は嫌いです。現実にこんなのがいたら、みんなのうらみとかで、とっくにぶすっとやられている気がします。鷲津にひどい目に合わされたオーナーさんたちも見苦しいですよね。自分たちの最悪な経営の結果、鷲津にみぐるみ剥がされて、それで自殺してしまう。そこは復讐に行くべきでしょう。情けない。
 上巻でも感じましたが、これを読むと間違っても金融業はやめておきたいと思います。あんまり汚い金で良い生活してても嫌ですよね。そんなに私の胃袋は丈夫ではあしません。その点本屋なんて悪事を働いてもしれたものなんです。
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by mizuao | 2007-06-26 21:34 | 本(著者マ行)

小川一水「天涯の砦」

 ラーゼフォンの映画版を見ていて、KURAUもいっそ映画ぐらいの長さにしてしまった方が分かりやすくなるのではと思いました。シンプルにクラウとクリスマスのラブラブっぷりと、クラウとお父さんの親子愛の話にしてしまってもきっと面白いです。アヤカさんの過去話はよかったですが、クラウ達の逃避行がいささか長すぎた気がします。つまらないというよりは、二人の幸せがまたいつ崩れるのか落ち着かない感じで・・・。やっと一所に落ち着いたと思ったら、すぐ襲われますからね。ゆっくりと幸せに暮らしてる描写がもっと欲しいと思ってました。
 まあその分最終回後の二人の幸せな生活を想像して、和ませていただきました。マイナーアニメですが、私が灰羽の次に好きな作品です。

小川一水「天涯の砦」
 ”地球と月を中継する軌道ステーション<望天>で起こった破滅的な大事故。”生き残った人々が必死に助かろうと頑張る話で、ありがちではありますが、さすがに面白かったです。真空、無重力の恐怖ってのをひしひしと感じました。あとパニック状態に陥った時の、人間の恐ろしさと。かなりの人数死んでいっているのに、ある程度ハッピーエンドっぽいのがすごいです。しかし、功とキトゥン、風美は最後まで好きになれませんでした。
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by mizuao | 2007-06-23 23:15 | 本(著者ア行)

外池良三編「世界の酒日本の酒ものしり事典」

 ゼミの発表は再来週のつもりが、いつのまにか順番がずれこんで来週になってました。しかも、急遽テーマ変更で、卒論の章立てと夏休みに何をやるかを考えて来いとのことです。そんなの急に言われてもねぇ。
 当初の目的はどこへやら。文献読んだり調査したりしている内に、自分が何を調べたいのかさっぱり分からなりました。迷走を続ける今現在、一度立ち止まって考えをまとめるのはいいことかもしれません。しかし流れが速すぎて、立ち止まったが最後どこかの果てに流されていきそうです。

外池良三編「世界の酒日本の酒ものしり事典」
 辞書式に、酒に関する言葉が並べられています。これを読んで身に付いた知識があるのかどうかは、かなり疑わしいところです。玉子酒の系統にも随分色んな種類があるんだなーとか、ブランデーの定義をはじめてちゃんと知ったりとか。ワインについては随分詳しく書いてありましたが、私があまり好きではないので読み飛ばしました。
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by mizuao | 2007-06-19 22:41 | 本(著者タ行)

倉田英之「R.O.D 11」

 今日は初めてスタンダードな形ののこぎりを使いました。糸鋸とか電動の糸鋸は工作で使ったことがありましたが、普通ののこぎりを使う機会がなかったんですよね。糸鋸と違って、ガッスガス豪快に切れていくので面白かったです。こきりこ節を口笛で吹いていたんですが、誰もつっこんでくれませんでした。

倉田英之「R.O.D 11」
 私が図書館司書になりたいと思った理由の何割かはここにあるとか言い出すと、ダメな人のようですよね。実際読子さんは特殊工作部なので、通常の図書館業務をしているところは出てきません。目指すのにまだ現実味があるのは「図書館戦争」の方ですかね。
 読子とドニーのラブラブ生活を読んでいると、ドニーに対する読子と普段の読子の差をすごい感じます。本以外のことについてとうとうとまくし立てる読子は、読子じゃないと思います。あれは別人ですよ。周りをあれほど惹きつけておいて、本人は周りに心を開いていないなんて悲しすぎます。結構ねねねとも仲良さそうなのに。ドニーを殺したのがよっぽどショックだったんでしょう。
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by mizuao | 2007-06-17 23:36 | 本(著者カ行)

あずまきよひこ「よつばと! 1,2」

 六時間ぐらいかけてた労作を自分のミスで壊しました。へこみます。新しいのをはじめから作り直すか、補修するか。どっちにしろ材料がもうないので買ってこないといけません。補修が上手くいけばいいんですけど、自信がない。きついなぁ。

あずまきよひこ「よつばと! 1,2」
 人様から借り物。苺ましまろはねらって馬鹿(マツリちゃんは除く、主に美羽)な感じですが、よつばはすごい天然で訳分からない感じがこわいです。何属性かすら分からない。
 よつばが絵を描いて、皆でそれが上手いと褒め称える回が面白かったです。
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by mizuao | 2007-06-17 19:43 | 漫画

デイヴィッド・アーモンド「肩胛骨は翼のなごり」

 今日は横浜の中央図書館まで出かけてきました。地域資料コーナーをうろちょろしてたんですが、横浜市は調査対象にするにはお粗末すぎる感じです。行政資料とかタウン誌とか、数はそれ相応に揃っているんですが、参考になる文献がありません。だいたいどこの図書館も毎年、自館の報告書を出しているようなんですが、横浜市のは地域資料について見開き一ページも載ってなくて、統計情報も分からないんですよね。・・・小平とか多摩地区の辺が恵まれていたということに気づきました。

デイヴィッド・アーモンド「肩胛骨は翼のなごり」
 面白かったですが、中学生とかの夏の課題図書を連想しました。どこか説教くささを感じるのは私だけでしょうか。
 まさか本当に翼がはえた人が出てくるとは思いませんでした。しかし、私の中の翼を持つ人たちのイメージと大幅に異なります。気難しくて、蜘蛛やねずみを食べて生き長らえているという・・・。天使というよりは鳥人間です。
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by mizuao | 2007-06-16 22:21 | 本(外国人・その他)

北山猛邦「『ギロチン城』殺人事件」

 今朝見た夢に、中高の部活の先輩がでてきました。場所はどっかの更衣室で、一緒にいるのは徒手体操部の子達と尊敬していた先輩。それに大学のサークルの先輩方もプラスされています。ひどく幸せな夢だったはずなのに、兄貴に起こされてしまいました。幸福な夢を見ているときに起こされるほど、不愉快なことはありません。まったく。

北山猛邦「『ギロチン城』殺人事件」
 ロシアの民話で、ある貴族が職人に自動で首を刈る人形を作らせるという話があるそうです。その人形が夜な夜な城内を徘徊し、首なし死体を生み出し、ついには街に解き放たれる・・・という前置きで現代にうつり、人形と処刑具コレクターの邸宅で殺人事件が起きます。発見される首なし死体、密室に残された曰くつきの人形と、読む方に首狩り人形の実在を思わせるような流れで、邸宅の住民が次々と殺されていきます。
 動く廊下とか天井から降ってくるギロチンとかが少々反則くさいですが、わりとまともなミステリー。いまいち探偵とワトソン役に魅力が感じられなかったのが残念なところです。しかし、さして必然性もなさそうなのに、館に仕えるメイドさんが百合ものの作家さんだったりするあたりが気に入りました。「少年検閲官」からはどちらかといえば真逆な雰囲気が漂っていたので、意外です。
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by mizuao | 2007-06-15 15:39 | 本(著者カ行)

渡瀬草一郎「空ノ鐘の響く惑星で1~4」

 道端で人に突っ込んでくるようなドジそうな子は、決して木に登らせてはいけないと思いました。というか、彼女は死人だと確信してたのに、生きていたんですね。よかったよかった。

渡瀬草一郎「空ノ鐘の響く惑星で1~4」
 中世ヨーロッパ風の世界を舞台にしたアルスラーン戦記のような印象を受けました。主人公はアルセイフ王国の第四王子。後ろ盾となる実家もなく、王位継承権からもほど遠いはずのフェリオは、父王と兄である皇太子が突如殺されたために、一気に王位継承をめぐる内乱に巻き込まれます。そんな中で、彼の人を惹きつける力と何より国を大切にする性格を見込んだ家臣たちに担ぎ上げられ、国を隣国に売ろうと企む第二王子と戦います。で、王城で権力を掌握しようとする第二王子を死に追いやるところで、四巻目は終わりました。
 こうまとめるとわりとシンプルですが、実際は神殿や隣国との勢力争いやら、異世界からの来訪者やらが絡んできて、かなりややこしいことになっていきそうです。年に一度、空から鐘が鳴り響き、天空から何本もの柱が垂れ下がっているこの世界自体が、どのような世界かというのも興味深いです。この辺は異世界からの来訪者たちが解き明かしてくれるでしょう。
 アルスラーンとフェリオと比べていると、結構面白いですね。二人とも一度は王都を追われた身で、正統な王家の血をひいていない。その性格で優秀な家臣たちを従わせ、王者としての資質を持つ。優しくて、誠実で、素直。なにより民や国を思っている。剣の腕が立って、必要な時には非情になれるへんは、フェリオの方が一歩上手でしょうか。あと、天然女殺しぶりもアルスラーンにはありませんね。
 今のところヒロイン候補は二人ですかね。一人はリセリナといって、異世界からの来訪者の一人にして、桁外れの戦闘能力を持ちます。こちらの世界にきた途端にフェリオに会ったので、刷り込み状態でフェリオを慕っています。性格は控え目で優しく、昇華(覚醒)時には野生動物化してフェリオに懐きまくるのがチャームポイント。「少女は首筋にじゃれつき、フェリオの耳朶を甘噛みしている。」という描写周辺に悶えました。
 もう一人のヒロインは、神殿の司祭で、同時に高位の聖職者、神姫の妹であるウルク。リセリナもすごい好きなんですが、ウルクは一気に私の脳内でベスト10入りを果たしたと思われます。空色の髪を一つに纏め、凛とした雰囲気をまとう少女。温厚で清楚、なおかつ行動力抜群で、芯のある強さを兼ね備えています。その聡明さと、中央神殿というドロドロした世界で育った経験を生かして、フェリオを支えます。フェリオを不利な政略結婚から守るため、自らフェリオの婚約者を騙りつつ、フェリオが冗談混じりに「婚約者ぐらい、自分で護る。」と言われたり、抱きしめられたりすると赤くなる純情ぶり。しかし、フェリオも罪なものです。ウルクが恐怖で震えていると勘違いして強く抱きしめた結果、余計ウルクの鼓動が上がって、それをなおやっぱり怖かったんだなと納得するあたり、この鈍感男ーと叫びたくなります。ウルクの可愛さに、手をばんばん机に叩きつけながら。
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by mizuao | 2007-06-14 20:19 | 本(著者ワ行)

藤田雅矢「星の綿毛」

 今日は授業でベンさんの第九の、リストによるピアノ編曲版を聞きました。母さんが一時期家の中で歌い続けてたので結構覚えていたんですが、コーラス部もピアノで再現されると面白いですね。オーケストラで盛り上がってる感じと、コラースの部分がピアノで入り混じっているというはなかなか珍しかったです。

藤田雅矢「星の綿毛」
 叙情SFという謳い文句に惹かれました。読んでみて確かにそういう感じはしました。他の人類はみんな、植物に内包された都市に意識だけ移住してしまい、主人公は一人ぼっちで残されます。孤独というのはなにかと心に訴えるものがあるので、そういう設定を作るだけで叙情的な気はしてきます。しかも主人公は当初部分的な記憶しか持っておらず、それを少しずつ思い出していく過程で世界設定が明かされていきます。なので、より感情移入しやすくなっているかと。
 私が読んでて一番面白かったのは、奇妙な生物たちの存在ですね。不毛の地を耕して回る巨大生物ゴライア<ハハ>。その後ろについて回ることでしか生きられない人間たち。嫌な関係ですね。
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by mizuao | 2007-06-11 23:57 | 本(著者ハ行)