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冲方丁「マルドゥック・スクランブル 圧縮」

 後輩がくれたCDに入っていた曲で、甲賀忍法帖というのが気に入ったのでググってみたらアニソンでした。・・・なんか私にはアニソンを判別するアンテナでもついてるのでしょうか? 「水の様に優しく 花の様に劇しく」と歌詞もよいですね。

冲方丁「マルドゥック・スクランブル 圧縮」
 こちらは先輩に貸していただいています。さすがにさんざん評価されていただけあって面白いです。本屋で平積みになっていた頃から恋していたので、やっと読めた喜びも混ざってますが。
 しかし近未来SFにはつきものですが、ところどころ痛いですね。自分の記憶を消しさることで強くあり続け、出世していく男とか。ウフコッフも楽俊とかぶって、ひょっとして自分はねずみ萌えなのか?とか笑ってましたが、本来戦争の落とし子と言えば悲惨なものの代名詞です。道具(兵器)として万能でありすぎるがゆえに、自分を使った人間が殺人マシーンと化してしまう・・・。自分の存在の有用性を証明するためにやってる人助けで、気に入ったひとが化物となってしまうのじゃやりきれないでしょう。バロットの暴走も、ほんとにヒヤヒヤさせられました。
 そういえば、バロットがタイトな服を好むというので、傀儡后を思い出しました。自分はわりにだぼっとした服が好きなので想像しにくいですが、どうもタイトな服を着ると世界とつながった気になるというのは万人に共通なのでしょうか。首のまわりを覆ってると安心するというのはありますけど。
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by mizuao | 2006-10-22 21:28 | 本(著者ア行)

シェル・シルヴァスタイン「ぼくを探しに」「ビッグ・オーとの出会い―続ぼくを探しに 」

 いくら牛乳飲んでも(今でも十分飲んでるし)、今更背は伸びんよなぁとか歎いてみています。小さい頃から、よく寝て、よく食べて、よく動いてたのでこれが限界値に近いとは思いますけど。ああと1、2センチあれば、父さんは越せたのに。

シェル・シルヴァスタイン「ぼくを探しに」「ビッグ・オーとの出会い―続ぼくを探しに 」
 絵本なので図書館で立ち読み。この前児童文学の紹介文を書けというレポートが出てたので、これで行けるかなと読んでみましたが、これは大人の絵本というやつですね。子どもが読んでもそれなりに面白いとは思いますが、やはりしっかり考えながら読んだ方が楽しめます。結局レポートはコロボックル物語にしてしまいました。
 「空の色ににている」で途中までのあらすじを知ってましたが、最後のオチがそうきたかと・・・。自分にぴったり合うかけらを見つけてそれでどうするか。まあ、予測できなくもなかったですが、どうにもさびしいです。ですが、結局皆そういう生き方になるのかもしれません。
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by mizuao | 2006-10-21 11:22 | 本(外国人・その他)

三輪眞木子「情報検索のスキル」

 3年前に漬けていたざくろ酒が、どれだけ待ってもついに渋みが抜けず、あきらめて捨てました。・・・もったいない。皮を長々と漬けすぎていたのが敗因のようです。4年前に作ったいちじく酒は香りも味もよく、ちびちびと飲んでいましたが、あと一瓶になってしまいました。現実逃避も兼ねてまたなんか漬けようかと計画中です。

三輪眞木子「情報検索のスキル」
 ゼミの先生が読んでみるといいとおっしゃっていたものです。確かにすごい参考になりました。今度の発表に役立ちそうな部分も、予定外に見つけることができましたし。セレンディプティとか言うんでしたっけ?
 ちょうど授業でやっている情報ニーズの種類の話も出てきて、訳す手間が省けたとか思いました。それに情報探索のプロセスも数モデル紹介されていて、自分がちょうど私的なことで情報探索中だったため、それをあてはめ納得することができました。情報学というのは、人間のだいたいの行動に密接に関わってくるので、これ一つ知ってるだけで分析のネタができて楽しいです。
 この筆者が主張するものの一つに自己効力感というのがあり、それは個人の自己の能力への確信の程度を示しています。ある人が自分の情報探しの能力に自信があれば、それだけ途中であきらめて挫折しにくくなるし、自信のある分目標設定が高く、自然に結果も高くなるという話です。まあこれ自体はそんなもんだろなと同意できなくもないですが、どうもこの話を扱っていた3章がひたすら啓蒙の書のようで苦手でした。
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by mizuao | 2006-10-16 13:35 | 本(著者マ行)

64ヽ( ̄▽ ̄ )ノ

久々走った上に、登り坂が向かい風できつかったです。学校始まってしまうとなかなか走る暇がないです。先週は夜家にいる日は雨降ってましたし、このペースじゃ100キロどころか50キロも無理くさいです。


昼のニュースで茨木の公共図書館が出てました。あれ見た図書情の人のほとんどが思ったでしょう。静脈認証システムに一億注ぐぐらいなら、資料費やら人件費に回せよと。話題作りにしろ方向性が間違ってると思います。カード持ち歩く程度を面倒だと思う人は、そもそも図書館に来ません。門戸を広げるなら他の手段があるはずです。
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by mizuao | 2006-10-15 23:53 | 走る

竜騎士07・鈴羅木かりん「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編1、2」

 ゼミのあとに、夏の実習結果の個人面接がありました。結構前々から緊張してガクガクしてたんですが、意外にあっけなく終わって助かりました。まあうちのゼミは図書館コース多いから、先生もあまり長時間かけてると大変なのでしょう。まじめに取り組んだ分の評価は向こうからもらえていたようで、一安心です。

竜騎士07・鈴羅木かりん「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編1、2」
 こわそうだからやだって言ったのに・・・。怖い怖いと用心して読むとそこまで怖くはなかったですが、やはり障子のうらにレナが立ってるとことかはゾクッとしました。個人的にネコ目の子は好きですが、彼女らのあれはちょっとつり目とかそういうレベルを超えてます。瞳孔閉じてて夜中に光りそうとか、そういう意味でのネコ目です。
 しかし、主人公やヒロインsの服が素敵なセンスなのは昭和設定だからですか。それこそCMのように携帯とか持っていると、話が合わなくなってしまう部分もありますしね。ですがその時代設定だと、スク水とか猫耳とかメイド言葉などいわゆる萌えの文化のへんに無理が生じると思うのは私の気のせいでしょうか・・・。気のせいですね。
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by mizuao | 2006-10-10 21:19 | 漫画

川上稔「終わりのクロニクル 1~7」

 明日こそは公文書館行ってきます。興味のある展示に行くのは好きですが、あいにく明治の宰相とか全く興味ありません。ひどく適当なレポートになりそうです。

川上稔「終わりのクロニクル 1~7」
 1~7とか書くとあっけないですが、それぞれが上下巻だったり上中下巻だったり、400~500ページ近い分厚さを誇っていたりでなかなか読み終わるのに暇がかかりました。7巻なんて1000ページ越えです。図書館で借りたらあまりの厚さに背崩れを起こしてます。
 4月ぐらいから時折思い出しては読み進めていたのですが、どんどん記憶が薄れて細かい話を全然覚えてません。それでも各キャラクターたちがしっかり印象に残ってるのは、作者の個性づけが上手いからでしょうか。基本的にほとんどのキャラが2人一組で漫才やってるので、それも覚えやすさの一因だと思います。
 数々の面白い人たちがいましたが、私の好きなのは悪役の方×せっちゃん、暴力夫妻、至様にSfです。佐山くんはあの傍若無人っぷりが素敵なので単体でも好きですが、せっちゃんが絡んだときの変態トークに笑いがとまりませんでした。お前らはどんだけ会話がかみ合ってないんだと。彼らは素でそんな感じですが、Sfと至様はSfが絶対確信犯だろうと思います。主従関係のはずがメイドが主人を虐めて、さらに自動人形であるSfが人工知能ならではの(自分にとって極度に都合のよい)融通の利かなさを見せるという。まあ至様もそれを楽しんでる感じもします。
 アクションでSFでファンタジーでラブコメで学園もので秘密戦隊もので・・・と挙げたらきりがないほどたくさんの要素が詰まった作品でした。
 
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by mizuao | 2006-10-09 19:24 | 本(著者カ行)

オスカー・ワイルド「ドリアン・グレイの肖像」

 しばらく読み物系を控えめにしてたのが、先週の半ばごろから抑えがきかなくなり暴走。今週はまじめに勉強します。

オスカー・ワイルド「ドリアン・グレイの肖像」
 もともとの姿形が整っていて、さらにその内面の美しさまで外側に発露しているという美青年ドリアン。その美しさを留めようと描かれた肖像画を見たドリアンは、その絵が自分の今の若さと美しさを保ち続けることに嫉妬し、自分の替わりにこの絵が年をとってくれたらよいと願掛けします。願いは叶って、ドリアンがどれだけ年をとろうが心が醜くなろうが、全ての積み重ねは絵が引き受け、ドリアン自身は美しさを保ち続けます。絵の中のドリアンがどんどん醜くなり、手に血の染みまでつく様子というのは、想像すると不気味です。
 このあらすじだけだとただのホラーで終わってしまいそうですが、メフィストフェレス役のヘンリー卿の自説もそれもそうだなと納得させられる部分が色々あり興味深かったです。まあ私には徹底した快楽主義、耽美主義というのは無理でしょうが。数々の説のなかでも、「男はやすらぎを求めて結婚する。女は好奇心から結婚する。そしてお互い失望する。」というのが面白かったです。よく言えばドラマティック、悪く言えば装飾過剰なワイルドの文章も慣れるとうるさくなくなりました。
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by mizuao | 2006-10-08 19:59 | 本(外国人・その他)

甲田学人、睦月れい「Missing 神隠しの物語1・2」

 朝大仏さままで歩いてきました。そろそろ観光シーズンなんで人が多かったです。

甲田学人、睦月れい「Missing 神隠しの物語1・2」
 ブックオフで100円でした。そんな人気ないですかね。そりゃ原作の怖さ、禍々しさ、狂気っぷりは減衰してる気はします。でもその分は多少画で補われていないでしょうか。亜紀の目つきはちょっと悪すぎですが、陛下はイメージにぴったりです。原作のイラストは少々幼すぎるので、これぐらいがちょうどよいです。
 ただでさえ原作が説明セリフが多かったので、漫画にするとより辛いかもしれません。しかし、自分ではなかなか想像できない文芸部の面々の百面相が楽しめました。
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by mizuao | 2006-10-08 19:18 | 漫画

57 ヽ( ̄▽ ̄)ノ

昨日走った分です。ここ最近キンモクセイの匂いはしていなかったんですが、駅行くには通らない坂の頂上でこの匂いをキャッチしました。長年住んでたのに、そっちの方にキンモクセイがあるとは思いませんでした。
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by mizuao | 2006-10-03 16:22 | 走る

高里椎奈「金糸雀が啼く夜」

 昼に元町のチャーミングセールに行ってきました。私の主目的は赤レンガでドイツビールを飲んでソーセージを味わうことだったのですが、それも無事達成できました。母さんと連携プレイでビールとソーセージとテント内の席を確保。周囲の人たちも程よく酔っ払っていて、なかなか良い雰囲気でした。

高里椎奈「金糸雀が啼く夜」
 薬屋シリーズの4作目。今回は秋vsザギ+リベで怪盗ごっこをやるのかと思いきやそれはほんの序章で、過去の妖怪話から現在の復讐話まで複雑に絡み合い、最後にまたびっくりの展開があります。今回のメインであろうシャンデリア落下事件は、ちゃんとした解決がつきます。それが薬屋シリーズのけじめなんでしょうか。
 敵として戦っているはずのザギと秋のやりとりが面白いです。秋の深慮遠謀が理解できないのはいつものことですが、ザギが秋に対して抱く競争心のようなものがちょっと想像できないです。相手の方が二枚も三枚も上手なのがわかっているからこそ挑める勝負。自分もいつか体験してみればこの感覚がわかるのでしょうか。
 そういえば、冒頭で秋たちが老舗の豆腐料理やさんに行く描写が出てきます。秋が美味しかったという煎り豆腐を今度つくってみようと言うザギが完璧にみんなのお母さん状態でかわいかったです。高里さんの作品にはさりげなく食べ物の描写が出てくることが多く、それが結構気に入っています。特にフェンが果物を食べるときの描写はジューシー感たっぷりで、ほんとにおいしそうです。
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by mizuao | 2006-10-01 22:56 | 本(著者タ行)