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馬場あき子「鬼の研究」

 ひたすら自室の壁を殴り続ける夢を見てました。何十回何百回と繰り返したはずなのになぜか皮が破れないなぁと思ったら、そりゃそうですね。夢の中だったんですから。LFOの格闘コマンドの余りの使いにくさにでも、いらいらしてたんでしょうか。

馬場あき子「鬼の研究」
 国文学の名著と言われるもので、そのタイトルの通り日本での鬼の成り立ちや鬼にまつわる歴史など、故事や能などの演目と交えて研究されています。
 色々な話がでてきましたが、まず日本で鬼と言った場合何を指すのか、また指していたのか、というようなことがテーマの一つになってます。古代において日本の「おに」という音に「鬼」という漢字が結びつき(心中してくれる方の薀蓄を思い出します)、日本独自の鬼が作られていくのですが、じゃあ日本の鬼とはどのようなものを表してきたのでしょうか。多分鬼と言われると、まず角の生えた赤鬼が虎の腰巻きをしてたりする図を思い浮かべると思います。しかしもちろん、この私たちの考える鬼の像というのは長年培われてきた鬼のイメージの集大成なのであって、当初の鬼はまた別の姿をしています。
 これについて「鬼の研究」では、早期日本文学にあらわれた鬼の例として、(1)異形のもの(2)形をなざぬ感覚的な存在や力(3)神と対をなす力をもつもの(4)辺土異邦の人(5)笠に隠れて視るもの(6)死の国へみちびく力といったものを挙げています。こう見ると鬼という文字もかなり広範囲の意味で使われていて、実体があったりなかったりとかなりのずれがあります。(4)とかは土蜘蛛とかを考えると分かりやすいです。『古事記』でも、他の地方の人間を尾のある人とかなんだかんだで人間扱いしてないですし、自分たちにとって訳の分からないものはとりあえず鬼に分類しようとしていたのかもしれません。まつろわぬ民に朝廷が鬼というレッテルを貼ったとか。あとこの本によると盗賊とか山拠の民も鬼としていたようで、頼光とかに退治される大江山の酒呑童子とかもこの一例みたいです。この辺は、よく小説や漫画でお目にかかるネタですね。山拠の民と言えば、葛城山で修行してた役小角みたいに、山人にさらに修験道属性がつくことで天狗に発展していったりしたようです。

 この辺の朝廷に逆らって鬼呼ばわりされてた人達とはまた別の、もう少し精神的な意味が強い中世の鬼についての話も面白かったです。朝廷が安定したことで、これらの反体制、反秩序の象徴である鬼は姿を消し、次いで鬼はどこに居場所を得たのか?と。で、次に鬼たちが姿をあらわすのは能などの伝統芸能の舞台の中です。といっても赤鬼とかが出てくるわけではなく、恋に悩んで追い詰められた女性たちがことごとく鬼に化けるというか、般若の面を被っていきます。今までの鬼とはまた違った意味合いを持つ鬼となります。般若の面を説明するための対比として、馬場さんは小面を持ってきていて、双方についての説明をだいたいまとめると、次のようになるでしょう。
 般若の面は、哀しみや怒りを示す。つまり、場の昂揚した雰囲気をそのまま象徴していてシテの内面をさらけ出し、むしろ非演技的な要素を晒すことにおいて、大胆に極限状況におかれた心理を表現している。
 小面の微笑みは、あますことなく時代的悲哀、哀憐、喜悦、幸福感などを伝えて艶であり、女性の不幸な時代において多大に発揮される。恐ろしいまでのほほえむという演技性を持つ。
 般若の方が愛の無慙を知り、辛い、苦しいという思いをそのままストレートに表しているのに引き換え、小面の方は男をもてあそぶ罪深さを乙女の無邪気さというほほえみで包みこんでしまう怖さを持っています。”夜叉般若の面 華の貌”とか言われたら、選ぶべきは般若の方かもしれないと思ってしまいました。極限状態にある女性が小面から般若へと面をかえるのは、逆にその女性が悟りに近づいているのを示しているのかもしれません。
 あと”<般若>とは<半蛇>であるという説がある”という部分で”ぎゃあぎゃあやかましいわ”とか”そんなにうちが嫌い!?”とかの名台詞を思い出してガタガタ震えてました。”かくすことはあらわすことである”とかの部分も反応できます。
 
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by mizuao | 2006-07-29 14:28 | 本(著者ハ行)

林家志弦「はやて×ブレード 5」

 朝日の夕刊に桜庭一樹さんが出てました。あとがきなどから、もっとゴツイ感じの人を想像してたので意外でした。

林家志弦「はやて×ブレード 5」
 今回表紙がイレギュラーです。はやても綾那も、009制服じゃなくて私服です。それにしても、また綾那はなんて服着てるんでしょうねぇ。うずらTシャツもどうかと思いましたが、このTシャツは全く意味不明です。釘バットもそろそろデフォルト化しそうです。今に、試合中刀を抜いたつもりが、手に持ってたのは釘バットとかいうことになってそうです。
 お話は前半から中盤にかけてはひつぎさん達の試合で、後半は学園祭の前振りのようです。
 なんか会長たちの試合は、ひつぎさんの剣の舞が笑いどころなんでしょうが、光GENJIは私の世代だと分かりません(泣) が、ひつぎさんのバックのスケートの人達で、なんとなく雰囲気は掴めたと思います。踊って回って戦ってる会長、素敵じゃぁないですか。アクションは、静久二刀流の強さと速さが良く伝わってきました。最後みのりの長刀を捌きながら持ち上げてぶん投げるところ、「どっせーえい!!!」とか言わなきゃカッコよかったと思いますよ。
 学祭準備の方は、じゅんじゅんが最高です。じゅんじゅん製作メイド服が、予想をはるかに上回るいやらしさです。ワンピースの水着を極限までカッティングし、ひらひらをつけたというもの。綾那には変形バニースーツ言われてますが、どことなくガルデローベの水着を思い出します。これを着る綾那の図が見られるのかなぁと思ったら、それは綾那の切り札のために回避されてしまいました。じゅんじゅんのヘタレっぷりがまた潔いです。
 しかしクラスの出し物の7割がメイド系って、どういう学校なんでしょうね。
 
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by mizuao | 2006-07-27 19:30 | 漫画

ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード 上中下」

 晴れてテストが終わったので、束の間の休息としてエウレカのゲームをやってみました。NEW WAVEの方です。近所の古本屋で2千円だったので、思わず手が出ました。
 しかし、二千円は二千円ですね。OPはさすがBONESで、主題歌に合わせてかっこよく仕上がってます。しかし、ゲーム本編がさすがにきついです。キャラ達がひたすらしゃべり続けるパートと戦闘パートに分かれてるんですが、ロード時間が長すぎです。ロード画面がスタイリッシュで、ここでもまたセンス良いよなとか感心しましたが、それにも限界があります。
 戦闘パートも、操作がしにくいです。せっかく武器を何種類も用意できるのに、武器変更にいちいちメニュー開かなければいけなかったり、ロックオンの切り替えがおかしかったり。LFO搭乗時は変形できるのは嬉しいですけどね。
 出てくるキャラ達はみんな個性豊かで、特に主人公のサウナがすごいバカで面白いです。一生懸命な人を笑っちゃいけないのは分かってますが、一直線すぎてアホです。こういう人は嫌いじゃないですが。

ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード 上中下」
 捻くれ者ゆえ、世間が大騒ぎした本はあまり読みません。しかし今回は兄貴が買ってきたので読みました。わざわざ私が買わなくても売れる本ではなく、もっと良質でマイナーな本を応援しようというのが私のモットーです。
 読んで最初にまず感じたのが、訳が下手じゃないか?ということ。読んでるうちに気にならなくはなりましたが・・・。あと主人公達はともかく、脇役たちの扱いがちょっとひどいのではないかと思います。多少の設定はありつつも、なぜ彼らがそこまでしたのかについて説得力がありません。出てきてなぜか悪いことをしたなと思ったら、急にカクッと死んだままほっとかれたり、唐突に改心してみたり。脇役たちの回収の仕方が不自然です。ファーシュ警部の行動とかも、もっと理由があるのかと思ったのに面白いことは何も起きないし。
 ヒロインの家族についても、ハッピーエンドにしたてるために無理やり出した感を感じます。ソフィーの祖母は生きてないと、祖父が倫理的な罪から逃れられないので、設定上必要だったのは分かります。しかし、兄弟はいらんだろうと。出すならもっと物語に絡めるのが作者の力量だと思います。
 何だかんだ文句は言いつつも、エンターテイメント小説としてはそれなりに面白かったです。ベストセラーになるだけはあります。秘密結社とか聖書ネタは私の好むものでもあるので、そういう意味でも興味深かったです。しかしこの話の核となっている、キリストが人であるということの重大性は、あまりキリスト教とかかわりのない人には通じにくい気がします。これが日本で話題になったというのは、そういう意味ですごいと思います。
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by mizuao | 2006-07-26 22:07 | 本(外国人・その他)

高里椎奈「深山木薬店説話集」

 残すは、あとレポ一つテスト一つになりました。テストの方が曲者です。1時間半フルに早口でしゃべり続けたお姉さん達三人分の資料もテスト範囲かと思うとぞっとします。あんだけあるレファレンスツールを全部把握するのは無理でしょうね。あの引っ掛け誘導○×をやられたら、対処できません。

高里椎奈「深山木薬店説話集」
 薬屋シリーズ最新作。つっても、図書館で予約待ちだったんで一月前のです。今回は時系列バラバラ短編集で、一冊ずつ取り上げられる人が違ってて楽しめました。
 特に「深山木薬店」は秋たち三人の持ち味が発揮されている気がしました。宇宙旅行にあたった夢を見て、夢の中でまで不幸な目にあってるリベザル。気まぐれで他愛ないいたずらの好きな秋。秋に振り回されて気苦労の多いザギ(本人が楽しんでる節がありますが)。薬屋さんたちの毎日はこんな愉快なものかと思うと、暖かな気分になれます。
 薬屋の日常というか秋の日常が分かって楽しいのは「二週間」でしょう。秋の日記と短いエピソードによって構成されてます。まず驚いたのはあの秋が日記をつけていることでした。人の名前を覚える気のない秋が、日記なんて殊勝なものをつけてるとは思いませんでした。しかし日記の内容は短いながらもなんとも秋らしいもので、節々からまた秋が良からぬ事をしている様が窺えて楽しかったです。
 さて薬屋三人衆の中で誰が一番好きかと言われると非常に悩みますが、その甘々トークに関してはザギが一番でしょう。今回も、待ち人が来なくて泣いてる女性に向かって「貴女が待っていて下さったから、私は今日、貴女に会えました。この幸運は彼に感謝すべきですか?それとも貴女の忍耐と彼を思うお気持ちに?」とか「そんな事、貴女に信じて貰えない悲しさに比べたら、海岸の砂の数を知るより無意味な事です」とか。こっ恥ずかしいので、言われてみたくも言ってみたくもないけど、聞いてみたいセリフではあります。これらを全て初対面の女性たちに天然で発しているザギは、なんと罪作りな種族でしょうか。街の誘拐事件はこのザギの能力によって解決されますが、それにまたザギが全く気づいてないのもよいところです。
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by mizuao | 2006-07-22 22:46 | 本(著者タ行)

山形 石雄「戦う司書と恋する爆弾」

 銀河ヒッチハイク・ガイド面白かったですよ?あまりにあっけなく地球が破壊されて、あまりに当たり前に地球が復活して。バックアップとか言われて誤魔化されそうになったけど、あの地球人たちはどこから連れてきたんだろうと思いました。粉々じゃあクローンとか無理だし。それに人間サイズの全身タイツっぽい宇宙人たちが、山に色塗ってたり、海にホースで水入れてたり。どんだけ人件費かかるんだろうとか無駄なことを考える前に、ハンドメイドの地球に心底安っぽさを感じました。
 あと、伝説の黄金の親指。久々にマンキンの木刀の人を思いました。
 ほとんど全てがバカっぽい部分でも、高次元生命体とか無限可能性ドライブとかツボも抑えていてよかったです。難しいこと言ってても、もはやそれ自体がネタにしかならないという雰囲気。そうかよネズミかよ42かよ。とかずっと笑いっぱなしでした。

山形 石雄「戦う司書と恋する爆弾」
 2巻目を先に読んでて、さして必死に読むほどのものではないと思いましたが、なんとなく一巻目も借りてしまいました。さすがに受賞作だけあって、こっちの方が面白かったですね。過去の未来視と現在の少年との想いのやりとりがよかったです。
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by mizuao | 2006-07-21 20:11 | 本(著者ヤ行)

梶尾真治「フランケンシュタインの方程式」

 今日の朝刊の本の広告は、徳間書店が入ってました。edgeの売れ行きはどうなんだろうなぁとか思って考えてたら、隣りにゲド戦記系の広告が。徳間ってジブリ関連ですごいもうけてそうです。

梶尾真治「フランケンシュタインの方程式」
 短編傑作集<ドタバタ篇>だそうで、「地球はプレインヨーグルト」が読んでみたかったんで借りました。
 「地球はプレインヨーグルト」。「わたしはエビフライ」並のおかしさを感じないでしょうか?
 まあこっちはSFなんで文法上の誤りとかそういうのではなく、味覚を言語として操る宇宙人が出てきたために、こういうけったいな状況が生み出されました。地球に漂着した宇宙人と意思疎通を図るために、何かの絵を見せて、その絵に該当する味の液を宇宙人に分泌してもらうという会談が行われます。まず宇宙人の言語(?)を理解しようとする所から始まって、その過程で「地球はプレインヨーグルト」やら「UFOはブルーベリージャム」といった一見訳の分からない文章が生み出される訳です。話のオチは何とも微妙というか、想像すると気持ちが悪くなりますが、主人公の数あるぼやきが軽妙で楽しめます。
 他の話については、選挙活動において落選する候補者の前に必ず現われるという泣き婆伝説というのが、なかなか涼しくなる話でした。
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by mizuao | 2006-07-20 11:40 | 本(著者カ行)

筒井康隆「時をかける少女」

 昨日レポートの下調べをしにメディアにこもり、古い本を片っ端から触ってました。気づいたら手が真っ黒に。いや、真っ黒というか茶色がかっていて錆がついたようになってました。洗って落ちたから良かったけど、インクで染まってたらどうしようと半ば本気であせりました。

筒井康隆「時をかける少女」
 新装版の方です。家に古いのが一冊あるにも関わらず、この前のブックフェアで角川のおまけが欲しくて買ってしまった品。含まれるのは「時をかける少女」「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」です。
 時をかける少女は文句なしに名作です。特にこのタイトルが好きです。ちょっとしたきっかけで過去に跳ぶことができるようになってしまった少女と未来から来た少年の恋物語。終わり方があざとい気もしますが、また絶妙なにごし方でもあります。ああ、この二人は確実に引っ付くのだろうなと予感させられます。まあどう考えても、知的な優男に比べて吾郎君は分が悪いだろうなと。かわいそうに。あの書き方じゃ、和子と吾郎が結婚して、その子孫が一夫というのも無理でしょう。
 「悪夢の真相」の方は、少女が自分のトラウマを乗り越える話で、それには彼女の弟君のトラウマの克服がきっかけになってます。例えば、夜中に廊下に男の生首があると主張する彼ですが、実際は父親が会社をクビになるという話を立ち聞きするものの、まだクビという意味が理解できなかったので生首があるのだと思い込んでしまったと。幻覚を見る原因が分かったので、弟君は生首を見なくなります。つまり、トラウマは原因が分かってしまえば乗り越えられるというのがこの話の前提となっています。
 しかし、本当にそうなのかなぁと思ったりもします。例えば私は夜一人で階段を上るのが苦手です。下りる方は割と平気なんですが、サークル帰りとかで夜遅い時は外に車が通るのを待ってマンションの階段を上がります。階段が怖い原因は色々と思いつくんですけどね。幼稚園入る前兄貴とじゃれてて階段から転げ落ちて額数針縫ったり、小学校低学年の時じいちゃん家で階段を上から駆け下りてくる兄貴に脅かされて思わず9段ほど一気に飛び降りてみたり、友達から聞かされた階段の踊り場にいる少女の怪談がめちゃくちゃ怖かったり。自分で原因は分かってますが、怖いのだけはどうしようもないものです。
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by mizuao | 2006-07-19 09:59 | 本(著者タ行)

松原真琴「そして彼女は神になる」

 Dグレが今秋アニメ化だそうです。連載始まった当初はかなり好きではまっていた作品。ジャンプに絵の綺麗さを求めちゃいけないのは分かってますが、だからこそ絵が綺麗だと嬉しかったりします。特にゴシック調の堅めの服がいいんですよね。・・・しかし、Dグレのファン層には何となく私が相いれない人たちもいる気がするので、製作者側がどこまでファンサービスをするのか不安です。

松原真琴「そして彼女は神になる」
 「そして彼女は拳を振るう」の続編で、幽霊を憑依させることのできる女子高生の話。憑かせているミュージシャンの霊が格闘好き(実践する方)だったりするので、本人は嫌がってますが筋肉質で素敵なボディを手に入れています。
 今回の舞台は文化祭で、八重は演劇でジャージ神様をやることに。タイトルの神になるというのはこれのことだったようです。神と印刷されたジャージにネコのかぶりもの、ネコ手袋を装着する彼女はドタバタ劇を引き起こし、それはそれで面白いのですが、やはりこの話の見所は霊たちとの共同生活が日常化している園原一家の団欒でしょう。
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by mizuao | 2006-07-17 13:14 | 本(著者マ行)

辻邦生「城・ある告別」

 昨日は課題用の図鑑を探しに中央図書館に行ってきました。席埋まってたし、その場でひたすらメモってもまとめる時に実物を見たくなると思ったので、あきらめて貸し出ししてもらいました。図鑑4冊+α。地面にめり込むか背骨が砕けるかというような重さでした。

辻邦生「城・ある告別」
 初期短編集。なんか翻訳ものを読んでるようで、日本人っぽくない文章だなぁと思いました。日本人が外国の話を書くと、外国かぶれが無理してるような印象を受けることが多々あるのですが、この方の文章にはそういう違和感を感じませんでした。多分先にあとがき読んで、外国に留学してたというのを知ったからだとは思いますが。
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by mizuao | 2006-07-16 10:10 | 本(著者タ行)

菅浩江「アイ・アム」

 っしゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 待ちに待ってたゲームの続編が出ることがついに正式に発表されました。HP更新停滞から2ヶ月、もうだめかなと思ってましたよ。正確には前作の続編ではなく新規の作品らしいですが、製作スタッフはそのままのようです。まだバナーが貼ってあるだけですが、そこから窺い知れる設定が既に面白そうです。和風伝奇ものは良い。

菅浩江「アイ・アム」
 ホスピス病院で働く介護用ロボット、ミキ。目覚めたばかりで自分の置かれた状況に戸惑いつつも、日々患者の世話に追われている。しかし、次第に自分の中にロボットらしからぬ記憶が埋もれていることに気づき、自分はロボットなのかどうかを確かめていく。
 話も落ちもそんなに目新しいものではないですが、それをあきさせずに読ませてくれる菅さんはさすがだと思います。人間の尊厳はどこにあるのか。どこまで人間は生きなければならないのかについて考えさせられる作品でした。
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by mizuao | 2006-07-15 10:12 | 本(著者サ行)