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加納朋子「てるてるあした」

あいにかわらず比較文学の授業が理屈っぽすぎて退屈です。語りのレベルとか数式みたいなの使って文章が分解されていくのを見ると、切なくなります。答えが一つじゃないってのが売りの(個人的にそう思ってるだけですが)国語が、絶対正しいという答えを求めているようで感覚に合わないっす。何とか文学系の専攻に進まなくて本当によかったと思いました。

加納朋子「てるてるあした」
泣ける切ない話でした。「ささらさや」と同様に超常的な現象が起こるまちでのお話です。自分が泣きたいときには、泣いている人のでてくる本を読め、とのことでしたが、この人の本を読んでいるとまだこんなに暖かい人がいるんだと安心できます。
照子に同情しつつも照子の強さに憧れます。
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by mizuao | 2005-09-30 16:14 | 本(著者カ行)

泉鏡花「高野聖」

昨日もサークル。師範練でしたが、一年中心の技ばかりだったので知っている技だけで助かりました。来週はうろ覚えの技を大量にやるらしいっす。神経に悪いというか、土曜にでも先輩に聞いて予習しておこうかなと思いました。実際やる暇があるか分からんですが。

泉鏡花「高野聖」
不気味で美しい話…なんですが、私には不気味さばかり目立ちましたよ。旅の僧が道に迷い、泊めてもらった民家で…ってのは典型的な昔話というか怪談パターンですが、蛭が降ってきたり、民家の妖艶な女性に獣たちがたかって来たりなど大筋に加えられている細部の意味が重要なんでしょうね。きっと。なにぶん文語に近く読みづらいのですが、話が幻想的幻惑的すぎて、いちいちモチーフが何を意味しているかまで問いきれませんでした。
旅の僧にしても心が清らかだから助かったのだとは思いますが、どこがどう清らかだったのかいまひとつ解釈し切れません。まあ、暇なときにでも何度か読み直せば、多少は意味が読めてくるかなぁ。
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by mizuao | 2005-09-29 10:34 | 本(著者ア行)

恩田陸「Q&A」

昨日の稽古は武器練で木刀を振り回す。ってか八方切りとか無理だから。師範の突きとか見てると、あれに当たったら死ぬとか思うけど、自分の突きには威力がないです。武器振り回しても相手にとられて、逆にそれでやられるがおちです。

恩田陸「Q&A」
この人の作品らしく、結構謎だらけで不可解な結末でした。ちゃんとミステリーで決着がつくかとおもってたけれどそんなのは甘く、最後は神がかり。
インタビュー形式で構成され、そこから全体像を浮かび上がらせるという作業は面白かったです。自分の頭の中が多少混乱し、結局Mの事件の真の原因はなんだったのか、原因はあったのかは分からずじまいでしたが。
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by mizuao | 2005-09-28 10:34 | 本(著者ア行)

加納朋子「ななつのこ」

朝学校に行く途中、荷物が重いからと図書館にハードカバー一冊を返し、ハードカバー二冊を借りる。自分でもアホだと思いますよ。でも予約するかどうか迷っていた本で、さらに明日来た時にはもうないかも知れない一冊です。これが借りずにいられるでしょうか?いや、いられまい。
この結果、辞書、柔道着、袴、ハードカバー二冊プラス木刀で駅から徒歩二十分の道場に行かねばなりません。前も数回このパターンやってすごく懲りたはずですが、のどもと過ぎれば暑さ忘れるとは良く言ったものです。

加納朋子「ななつのこ」
今日借りた「てるてるあした」はこのシリーズの最新作。「ななつのこ」はこの著者のデビュー作だった気がします。この「ななつのこ」を読み次に「ガラスの麒麟」を読んだ時点で、完全にこの人のファンになりました。ガラスの麒麟なんて人死にも出てるのに、なんて透明で優しい物語なんだろうと思ってしまいます。
女子大生駒子を語り手としてこの話は進んでいきます。身近な些細な事件が解決されていくその鮮やかな手法はもちろん、駒子の感じることに同じ世代として共感させられてしまう作者の心理描写が素敵です。「ガラスの麒麟」の中に、私にもあなたと同じことを感じていた時代があった、みたいな感じの言葉があり、これを聞くと加納朋子さん自体がとても繊細で多感な少女であったんだろうと想像してしまいます。そして今はきっとあやめさんのような素敵な方であろうと。
この話に出てくる人たちは皆別々の個性を持ちながらも、他人のことも自分のことも考えられる人たちばかりで憧れてしまいます。
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by mizuao | 2005-09-27 12:49 | 本(著者カ行)

田中芳樹「アルスラーン戦記11」

予定外に授業が早く終わって、空き時間ができてしまいました。テスト返しだったんですが、かろうじて9割いってました。これで後期多少悪くても安心です。

田中芳樹「アルスラーン戦記11」
今年中に出るはずないと思っていたら、出てしまいましたねぇ。作者が作者ですから、また忘れているかと思いました。
10巻からの新キャラクターであるレイラがカンナさんを思い起こさせられ気に入っていたんですが、残念な結果となってしまいました。背ぇ高くてがたい良くて、性格が明るくてさばさばしている。これも私の憧れのタイプです。ですが、この巻頭のイラストは何でしょうか。もしや、この棒を振り回している筋肉質な青年はレイラでしょうか。この方のイラストは好きですが、レイラは私の頭の中ではカンナさんとダブっているので、もう少し女性らしい体型をして下さってい方が良かったです。
11巻全体としては、同時並行で起きていることを場所ごとに繋げた感じです。ただでさえ、国名が多くて、登場人物も多いですから、いちいち地図見ないと関係が思い出せないのが難点です。いや、私の物覚えが悪いのが原因なのは分かってますが。話がそこら中に広がりすぎて、それぞれの内容が薄くなっているかと思ったんですが、それなりに事件が発生してます。同じ腕輪を持つパルス出身三人娘の正体も気になりますし、来年には無事に新刊が発売されることを願ってます。
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by mizuao | 2005-09-26 14:13 | 本(著者タ行)

村山 由佳 「天使の卵」

学校が始まって更新再開です。
ああでも、この期間中に読んだ本忘れたなぁ…

兄貴に借りて読んだ本。ジャンプの広告にこの人の本が載っていたので、昔から気になっていた一冊です。読んでみて、村上春樹とか、オースターとかが好きな兄が買ってくるのが納得しました。
つまりは、面白いけど私の趣味に合わなかったと。たまには純愛ものを読むのもいいかもしれないと思って読んだけど、鬱屈した少年or青年がうじうじとしている話が正直苦手です。ここにSFとかファンタジーとか他の要素が加われば良いけど、基本的に恋愛中心で進められる話な以上、それを期待してもなんだし。
でも、この人の文章自体は割りと好きなタイプだったんで、今後恋愛以外のジャンルを書いてくれたらまた読もうと思います。
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by mizuao | 2005-09-26 12:41 | 本(著者マ行)