カテゴリ:本(著者ハ行)( 29 )

藤崎慎吾「鯨の王」

 あなたに一目惚れです。




 誰か私にプロイセン娘さんのプロフィールを教えてください。

藤崎慎吾「鯨の王」
 ハイドゥナンもそうだったせいか、この方には海洋SFなイメージがあります。
 深海に廃棄された放射能物資に汚染された巨大鯨が、アメリカの原潜に音波攻撃を仕掛けるという、微妙に現状を思い起こさせるあらすじ。最近垂れ流してる排水のせいでゴジラみたいなのが出現して、スカイツリーをぶち壊しつつ、都庁を襲い、78歳の後期高齢者を引退させるなんてことにならないのは分かってますが、まだ人類に知られてない巨大鯨が眠っているという話はロマンがありますね。
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by mizuao | 2011-04-10 23:59 | 本(著者ハ行)

古野まほろ「探偵小説のためのエチュード「水剋火」」

 今朝初めてフレッシュなプリキュアを見ました。一度見なきゃなと思いつつ、さすがに大きなお友達になるのはなーと抵抗があったんですが、ついに見てしまいました。ただ今日が日曜なことに気付いたのが番組終了10分前だったんで、テレビをつけた途端にクライマックス。なんかパッションさんが巨大なタコの足に絡まれて、宙に浮いています。えっ、なに、触手!?、さすがプリキュア、おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれっ、つうかクライマックスすぎるwwと混乱していたら、せつなの仲間その一が助けにきて、ドロップキックかまして救出してくれました。さすがにあの絵面が長く続くと、教育上よろしくないですもんね。その後さらにパッションさんの旦那も駆けつけてきてくれたので、ラブの方も確認できました。さすがにもう見ることはないと思うので、このアニメの印象は主人公同棲と触手で固定されそうです。

古野まほろ「探偵小説のためのエチュード「水剋火」」
 以前に人にすすめてもらったのは「天帝」だったんですが、あの分厚さに恐れをなして、とりあえず京極サイズではなくて一般の講談社ノベルスサイズのこちらに手を出すことに。まあ、あらすじと登場人物紹介読んで、私のセンサーが反応したというのが一番大きな理由ですが…。
 陰陽師が探偵役だったり、百鬼夜行が出てきたりと、なかなかあれな感じの設定ですが、推理部分はまともでした。薬屋さんとかもそうですけど、メフィストらしいというか私の好きなタイプのミステリーです。何より助手役の主人公も、探偵役の陰陽師も女子高生というのが素敵ですよね。文章はペダンティックで装飾過剰という話だったんですが、天帝よりはこっちの方が毒が薄くて読みやすそうですね。それでも平均よりは確実にいらない文章が多そうですし、存分に煙に巻かれました。あとはしつこいくらいの主人公の妄想癖がかわいいですね。こういう女の子も大好きです。
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by mizuao | 2009-09-20 09:52 | 本(著者ハ行)

誉田哲也「武士道エイティーン」

 マリアリな曲は数あれど、「星色夜空」は好きです。歌の歌詞とか全然覚えられない人間なんですが、これの歌詞は自然に頭に入ってしまいました。まりさの素直になれない具合と想いの強さが、私のまりさ像にぴったりなんですよね。一番の冒頭とか二番の冒頭とか、節々にうなずいてしまうところがあります。「よく間違えては怒られた 覚え難い 愛おしい名前」では、必ずマガトロンを思い出してにやっとしますし。幽霊楽団とか美鈴のアレンジも大好きで、着実に藤宮病になりつつあります。

誉田哲也「武士道エイティーン」
 
 戦う女子はいいですよね。夜中の1時近くに読み終わってバーニングして、気づいたら1時半まで自室で木刀を素振りしてました。次の日起きた直後吐き気と目まいに襲われたのはこれのせいじゃないと思いたいです。今若干右手が筋肉痛気味なのもきっと気のせいですね。
 16と17は比較的香織と早苗の二人に話が集中してたんですけど、今回は後輩とか道場の先生とか色々なところに話が飛びました。桐谷の話がかっこよかったですね。お兄さんの人知れぬ苦闘に気付いた先生の心情は想像するだけで切なくなれます。他人の自己犠牲で守られて、不甲斐なくて。厳格なイメージしかなかった先生の過去に、物語がさらに広がった感じがします。
 そして何より主役の二人が著しく公然といちゃつきすぎな気がします。フィルター持ちでなくてもそう見えるはず。試合後怪我で動けない早苗をお姫さま抱っことか、天然な人は怖ろしいですよね。防具付けた子を持ち上げる香織の筋力ってどれだけだよとも思いますが。あとお揃いのマスコットとかもやりすぎですよね、もう。怪我した早苗に剣道に戻ってきてほしくて、説得しようと嫌がってたマスコットを引き合いに出す香織がいじらしすぎます。お前が戻ってくるの待ってるとか、戻ってくるまで一緒に戦ってるとか、どこのはブかと。
 剣道の心理戦具合も楽しめましたし、是非現役ティーンズに読んでもらいたいシリーズです。
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by mizuao | 2009-08-27 23:17 | 本(著者ハ行)

バウンド「はじめての移動屋台」

 三浦半島の先っちょの島までドライブに行かされました。海岸線をたどった行きはともかく、帰りの高速は生きた心地がしませんでした。教習以来ですから、4、5年ぶりぐらいになるのでしょうかね。そもそも運転自体が多分1年ぶりだというのに。
 まあ恐ろしい思いをしたかいがあって、カワハギとかカサゴとか、日常あまりお目にかかることのない魚をたべることができました。身を剥がれてもまだぴくぴく動いているカワハギと目を合わせながら、肝もおいしいーとか喜んでいた自分は随分神経が太くなったものだと思います。
 先週同じような状況でアジの刺身を食べてたのですが、アジと比べてカワハギの顔ってやけに生々しいんですよね。表面がぬめっとしていて顔まわりに結構肉がついているんですよ。それが竹串に刺されて反り返り、残った顔だけがこっちを向いている状況。新鮮なのはよくわかったから、目と口を動かすのをやめてくれと真剣に願いました。すごい偽善な罪悪感に駆られつつ、結局とてもおいしくいただきました。また食べに行きたいです。

バウンド「はじめての移動屋台」
 なんとなく目についたので借りてきました。いくつかの有名店の紹介と、移動屋台を始めるためのノウハウが描かれた本。最近しゃれた車が食べ物を売っているのをよくみかけるようになりました。私の地元ですら、クレープやら揚げパンやらたこ焼きやら色々きてますから、東京に行ったら至る所に出てるんでしょうね。初期費用が少なくてすむから実店舗を出すよりは比較的気軽らしいですが、入門書的な軽いノウハウ本を読むだけでも営業の大変さが伝わってきます。根っからサラリーマン気質な私には、すべてが自分の双肩にかかってくる自営業はとても無理なのがよくわかりました。
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by mizuao | 2009-02-08 00:21 | 本(著者ハ行)

畠中恵「百万の手」

 QEDの鬼ノ城を読んでるうちに岡山に行きたくなりました。結局行くのは出雲になったので、ガイドブック替わりにQED出雲版を買おうと、わざわざ昼休みに本屋へ。でも全巻揃ってなくて、どれが出雲編か分からず断念。この方だから、出雲に手を出してないはずはないと勝手に思い込んでましたが、果たして出雲ネタの入った巻はあるのでしょうか。

畠中恵「百万の手」
 加納さん作品をがーっと読んでた頃、同じ創元社ということでこの本も読もうとしてたんですよね。面白そうな匂いがしてましたし。でも読もう読もうとしているうちに、しゃばけシリーズが流行ったようで、捻くれ者としては手が遠のいてしまってました。
 で、やっと読んだのですが、やはり面白いですね。死んだ友人と携帯で話してる時点ですごいファンタジーを感じましたが、不妊治療からクローンにまで話が飛んだのが驚きでした。クローンの話が出る少し前からスパイラルな香り。一気読みで楽しませてもらいました。あと主人公の義父がかっこいいです。見た目と中身のギャップが好き。繊細な主人公にはあのぐらいたくましい父親が必要でしょう。
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by mizuao | 2008-09-06 20:34 | 本(著者ハ行)

藤崎慎吾「クリスタルサイレンス」

 「オマジナイ」というフリーのホラーゲームをやってみました。サイトのプロモでビビりすぎて敬遠してたのですが、頑張ってプレイ。ホラーもノベルゲーもあまりやらないジャンルですが、怖がったりにやにやしたり堪能できました。

藤崎慎吾「クリスタルサイレンス」
 ハイドゥナンの方の作品で発行が…1999年になってますから、こっちの方がだいぶ古いんですよね。ハイドゥナンの壮大な話からすると、こっちは火星人とか出てるわりにはあまり広がりが感じられないような気がします。いや、ごく普通の小説とかと比べたら十二分に広いんでしょうけど。火星人うんすんよりはKT周辺の話の方が楽しめました。人口知能ってどこまで進化できるんでしょうね。PCとNPCの区別っていつまで付けられるんでしょう。


もう少しオマジナイの感想を。

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by mizuao | 2008-08-04 15:54 | 本(著者ハ行)

春江一也「カリナン」

 久々に十二国記のシリーズを読み直してますが、やっぱり傑作ですよね。ねずみかっこいいです。楽俊の優しさに全く偽善が感じられないのは、誰かが困っていたら助けるのは当たり前だろ、という空気が感じられるからでしょうか。

春江一也「カリナン」
 この作者さまの齢の差好きに感心しました。そして悲恋好きというのもよくわかりました。まあ私がこの本に感じる魅力は色恋沙汰にはないと思うので、そんなのはどうでもよいのです。
 この方のおかげでほんの少しは東欧の知識が付きましたが、今度はフィリピンです。同じアジアに属しながら、この国に対してブルガリア=ヨーグルトレベルの意識しかなったことに気付きました。せいぜいバナナで、例によって戦争中迷惑をかけたらしい・・・ぐらいなものです。実際は結構日本とも関わりのあった国なんですね。戦前は国民性である謙虚さと勤勉さを発揮してフィリピンに根付こうとしていた日本移民が、戦争中いかに全体主義に巻き込まれていったのかが伝わってきます。それに現代フィリピンの問題ですね。日本でも下流社会とかなんとか言われてますけど、フィリピンのそれは全く日本の比ではなさそうです。この話はフィクションですので本当にそうなのかはわかりませんが、下層は下層で開き直り、一方知識人は自国を嫌い、見放してしまったら、その国はもう立ち直りようがないのではないでしょうか。
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by mizuao | 2008-06-25 23:04 | 本(著者ハ行)

林巧「ピアノ・レッスン」

 9月中に調査を終わらせようと目論んでいるのに、連休が多くて目的の図書館が空いていません。特殊な図書館なので平日しか空いてないってのがネックになってます。

林巧「ピアノ・レッスン」
 涙と感動の書き下ろしホラー。とあったので、どんなホラーなんだ?と思って読んでみました。幽霊さえ出てくれば、全く怖いと思わせるシーンがなくてもホラーなんですかね。その辺の定義に疑問を抱きつつも、面白く読むことができました。
 戦前のピアニストとバレリーナの悲恋と、バレリーナにピアノを教わった現代の少年がピアニストに会いに行くまでの話。始めバレリーナと少年の牡丹灯篭的な展開かと期待しましたが、普通にいい話でした。
 
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by mizuao | 2007-09-24 11:28 | 本(著者ハ行)

藤田雅矢「星の綿毛」

 今日は授業でベンさんの第九の、リストによるピアノ編曲版を聞きました。母さんが一時期家の中で歌い続けてたので結構覚えていたんですが、コーラス部もピアノで再現されると面白いですね。オーケストラで盛り上がってる感じと、コラースの部分がピアノで入り混じっているというはなかなか珍しかったです。

藤田雅矢「星の綿毛」
 叙情SFという謳い文句に惹かれました。読んでみて確かにそういう感じはしました。他の人類はみんな、植物に内包された都市に意識だけ移住してしまい、主人公は一人ぼっちで残されます。孤独というのはなにかと心に訴えるものがあるので、そういう設定を作るだけで叙情的な気はしてきます。しかも主人公は当初部分的な記憶しか持っておらず、それを少しずつ思い出していく過程で世界設定が明かされていきます。なので、より感情移入しやすくなっているかと。
 私が読んでて一番面白かったのは、奇妙な生物たちの存在ですね。不毛の地を耕して回る巨大生物ゴライア<ハハ>。その後ろについて回ることでしか生きられない人間たち。嫌な関係ですね。
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by mizuao | 2007-06-11 23:57 | 本(著者ハ行)

深見真「ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八」

 母親が出かけているので、夕飯は自分で調達しなければなりません。素直に父親が作った辛口カレーを食べるか、冷凍食品でも温めるか・・・悩みますね。自分で作るという選択肢はほぼ存在してません。

深見真「ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八」
 タイトルどおり、カルナバルの前夜祭。次回から繰り広げられるはずの過酷な戦闘に備えるために、一休みという感じでしょうか。とは言っても、アクションがないと深見さんではないので、塵八がちゃんと戦ってます。チェンソーを振り回す男と火炎放射器を担いだ男。装備がド派手なんで面白いけど、少々小物感があしました。あとは戦闘で面白かったのは、毒島とナイフで模擬戦闘してるところでしょうか。
 一方弓華はほとんどアクションしてませんでしたね。伶の前に群がるザコどもを狩っただけです。そのかわりに、また激しい女関係をさらしてくれてました。沈みきってるところをカノコに救われ、またカノコに向かって恥ずかしげもなく口説き文句を垂れ流してると思ったら、次は死に別れたと思ってた母親と再会し弄ばれ、あげくのはてに囚われの伶とガラス越しにキス。あっ、アリさとじゃれてたりもします。こういう人間のためにタラシという言葉があるのですよ。とは言っても、弓華の中でカノコが一番なのは完全に決定しているようですが。伶に助けることを誓ったりするのは律儀すぎるせいなんでしょうね。
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by mizuao | 2007-06-10 16:12 | 本(著者ハ行)