カテゴリ:漫画( 120 )

つばな『第七女子会彷徨』

 なのはの再放送を見ていて、八神一家のラブラブっぷりにあてられました。家族愛も良いですよね。あんなに素直で母性愛に満ち満ちているはやてが、なぜセクハラ狸になってしまうのか。なぞですね。 

つばな『第七女子会彷徨』
 女子高生奇天烈SFとか帯に銘打ってあるので、女子高生が砂漠やら異世界やらに跳ばされ彷徨う話と思うかもしれません。でも「彷徨」するのは主人公たちじゃなくて、読者の側だったんですね。現実と地続きのような近未来(多分)で、唐突にSF的事態が起き、何事かと思います。
 それに対して主人公たちがびびってそれなりのリアクションを取ってくれれば、こっちも落ち着くんですが、彼女たちがあまりに当たり前のように受容してしまうので、こっちもどんな反応をとっていいのか分からなくなります。スルーしてるとかそういう訳ではなく、いったん自分の中に招き入れてから受け流しているというか。同じCOMICリュウのまんがの作り方と空気が似てるかもしれません。読んでる方が、お前らそれでいいのかと突っ込みたくなる感じ。
 主人公二人は、私の中ではニアとまゆ子に変換されました。高木さんはまんまニアですね。頭の中がブラックボックス。行動の予測が全く不能なタイプ。タコ足が生えたメロンパンにかぶりつき、メロンパンが飛んで逃げたことに、「ありえない!タコなのに飛ぶなんてッ!!」。車に撥ねられ息絶えたメロンパンに、「ジュンイチー!!」。……ジュンイチって誰だよ、と突っ込む読み手に、金やんが「うちの父さんと(名前)同じだし!!」とかボケをかぶせてきます。もう読んでる方としては、突っ込むのはそこじゃあない。あのパン屋宇宙人に乗っ取られてるぞ、何とかしろ、と次の展開にハラハラする訳ですが、この訳の分からない話が結局高次の生命体に手を差し伸べられ拒絶したりする話になるので、本当に油断なりません。食べたつもりガムとか、バーチャル天国とか、一つ一つのアイデアはどこかで聞いたようなものなので、この面白さはこのキャラクターと作品の空気にあるんでしょう。人として軸がぶれているというのは、この二人に捧げるべき言葉だと思いました。
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by mizuao | 2009-11-17 23:38 | 漫画

竹宮恵子「イズァローン伝説1-8」

 なのはのエースと、ささめきことと、超電磁砲。この秋はなんてすばらしいんでしょう。なのははOP前、なのはとフェイトちゃんがくるくる回ってるのを見るだけで幸せな気分になれます。一度見てるからこそこれからの展開も見どころも分かっていて、安心して見れますし。

 レールガンは原作を知らないので不安だったんですが、黒子がいい突き抜け方をしてますね。しばらく前まで動画サイトでやってた近親百合アニメの、ストーカーを思い出します。さくちゃんにはお金の力がありましたが、黒子はテレポート能力者。クレヤボヤンス同様、変態に与えていけない超能力ベスト3には入る気がします。アニメでもシャワー室に乱入したり、下着脱がしたりとやりたい放題です。原作からして彼女が報われることはなさそうですが、笑えそうなのでそれもよし。それに見た目的には佐天さんがストライクです。

 ささめきことは素晴らしい演出ですね。スタッフさまが手の使い方をよく心得ていらっしゃいます。導入は、すみかと風間が人のキスシーンを目撃してびびるシーンでしたが、さりげなく風間の手をすみかの手に重ねるあたりがすごいです。風間は無意識で、すみかは意識して風間を見つめるとか、もう甘酸っぱすぎて初っ端から床をばしばし叩きました。あとは二人が手をつなぐところ。ここは原作もよかったですけど、やはり動きがつくと、二人の微妙な関係がよりよく分かりますよね。普通に手をつないだのを、恋人つなぎに直して、ぎゅっとして。この距離感がたまりません。

竹宮恵子「イズァローン伝説1-8」
 昨日今日と母親の実家に行ってたので読んできました。あと3巻で完結という中途半端な読み残しをしてしまいました。話は純然たるファンタジー、と思いきや若干SF要素も入ってきました。が基本的には妖精国の騎士とかと同じノリな話だと認識しました。ただの王国の跡取り争いをやるんだろうと思っていたら、魔王とか救世主とか話が広がってびっくりです。さすがこの時代の人たちです。
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by mizuao | 2009-10-11 17:33 | 漫画

いけだたかし「ささめきこと 1-5」

 『ささめきこと』の5巻がもう発売になっていたことに気付いて買物に行ったら、途中でつっきる公園で金木犀の香りがしました。もう秋なんだなーと、毎年これで実感します。何も考えずに半袖で出かけましたけど、この肌寒い中半袖でうろうろしていると、自分がとても季節感に乏しい人間な気がしてきます。

いけだたかし「ささめきこと 1-5」
 表紙とか帯とかから『青い花』みたいなのを想像してたんですが、あれより随分コメディよりでした。とは言え、4、5となるにつれシリアスに近づき、5巻とかもう切なすぎて、もういいから救済してと思いました。主人公二人が無事お互いの気持ちに気づいたら連載終了になってしまうんでしょうが、すれ違いが拡大してこじれていくのがもどかしくてなりません。
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by mizuao | 2009-10-06 18:03 | 漫画

秋山はる「オクターブ 3」

 サクセスのあのチームは新作を出さないんだろうか、やっぱ青の売上はいまいちだったのかなーと思って久々に公式サイトを見に行ったら、桂ちゃんの抱き枕とかいうものを発見してしまいました。これが1008さんとか398さんだったら真剣に悩んでいたかもしれません。が、とりあえず裏面の桂ちゃんに、柚明お姉ちゃんの鼻血が垂れるさまを想像するだけですみました。

 そして歌舞伎座に行ってみた訳ですが、また今度行ってみようと思うような予想以上の面白さでした。勧進帳はだいたい想像どおりだったんですが、予想外だったのはコメディ部分が結構笑えたことです。主役が襲いくる物盗りをばっさばっさと叩き切る、という場面で、顔がそげたり、腕がとんだり、足がはねたり、と、もう笑いが止まりません。グロテスクなんですけど、演じ方がコミカルなせいで、どうしても笑ってしまいます。あとコメディ部分にしても、もっと古典的な笑いばっかりなのかなーと思ってたんですが、メタネタがあったり、突然ぽにょぽにょ歌いだした時には、どうしようかと。紅長さんの動きとか台詞回しが一々面白くって、笑いっぱなしの一幕でした。

 いろいろと面白かった部分はあるのですが、一番魅入ったのは櫓のお七の人形振りの部分です。その前が完全にコメディで、ここから上手くシリアスに頭が切り替わるかなと心配していたのですが、まず雪景色で頭が落ち着き、人形振りに入ったところで完全に飲まれてしまいました。たんに銀のテープを散らしてるだけなんですけど、光が反射して、本物以上に雪が雪らしく見えるんですよね。それに人形振りの準備をしている間に音楽の人たちも切り替わって、三味線の音が重厚になって、雪を表わすらしい太鼓の音も響き渡ります。役者さんも、表情から動きから、ほんとに浄瑠璃の人形のようで、凝視してしましました。女形に見ほれる時が来るとは思いませんでした。

秋山はる「オクターブ 3」
 単行本で一気に読むと、登場人物の変化がはっきりと見てとれていいですね。本誌も結構丁寧に読んでるつもりですが、やっぱりコミックスの方が流れが分かりやすいと思います。なんかもう節子さんがどんどん、どんどんかわいくなっていくさまに完全にやられてしまいまいた。
 あの始めの頃の、クールで何を考えているか分からない強引なお姉さんはどこに行ったの?という、すさまじい乙女さを発揮しています。今まで色恋沙汰にのめりこんだことのなかったのに、雪乃が好きすぎて、雪乃以外がどうでもよくなる瞬間に自分でびっくり、ってかわいすぎますよね。情緒不安定な節子さんも人間らしくて素敵です。大人っぽく見えても、結局20もそこそこな訳で、これぐらいで当然なんですよね。
 本誌で読んでた時には、雪乃の浮気に本当に気が気じゃありませんでした。大喧嘩して鬱展開になったらどうしようと思ったんですが、わりにすんなりと仲直りしてくれて安心しました。節子さんのクールでドライな言動で雪乃が不安になるのも分かりますから、節子さんが早々に雪乃にぶつかりにいったのがよかったんですよね。大切なことは言葉にしないと伝わらないというののいい例でした。
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by mizuao | 2009-09-19 00:06 | 漫画

平尾アウリ「まんがの作り方 2」

 海の見えるホテルでランチをしてきました。わりに格式あるというか古くからあるホテルの5階で、絶好のロケーション。桟橋に停泊する客船とか、橋×2とか堪能できました。窓際の席で、おいしい料理を食べて、まだ多幸感でいっぱいです。やっぱりある程度おいしいものを食べないと、生きる気力も湧きません。
 メロンと生ハムの組み合わせは好きなんですが、それプラス舌平目もよかったですね。メロンと舌平目の温度差が気にならないこともなかったですが、メロンの甘さと生ハムの塩っけは鉄板です。スイカに塩ふるとうまいのと同じようなもんでしょうか…。メインは眉かくしの霊を読んでて小鳥が食べたくなっていたのでウズラにしました。多分過去ウズラは食べたことなかったと思うんですが、そんなに癖は感じず、普通に食べられてしまいました。ただソースも結構こってりしてたんで、結構胃にきました。ソースがおいしくてパン食べまくってた私が悪いんですけどね。
 
平尾アウリ「まんがの作り方 2」
 バクマンの主人公達ががドロドロな世界で死ぬ気で漫画作ってるの見ると、こっちの二人がいちゃつきながら漫画描いてる緩さに癒されます。バクマンは実際に投稿しようと思ってる若人らの熱意を煽りそうですが、こっちは真剣に漫画を描きたい人の参考には全くならないでしょう。一応修羅場ってたり、人気なくて連載終わったりしてるんですが、緊張感がどこにもありません。素敵です。
 そもそも漫画を描こう→今人気なのは百合漫画→じゃあ自分も百合れば百合漫画が描けるんじゃん?→ちょうど告ってきてる子がいるから付き合おうか。というのが出だしな時点で、主人公の行き当たりばったり加減がうかがいしれます。とはいえ、もう2巻では付き合って一周年になっているようで、なんだかんだでナチュラルにいちゃつくようになった主人公たちに、にやにやしっぱなしです。ほんと電車の中で読んではいけませんね。
 
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by mizuao | 2009-08-24 20:53 | 漫画

天野こずえ「あまんちゅ! 1」

 日頃はあまりコーラとかジンジャーエールとかの炭酸系は飲まないのですが、やつらとアルコールの相性は異常だと思います。この前の飲み会では、周囲がしっとりワインとか嗜んでいる中、一人でテキーラのコーラ割りを頼み続けてました。素直にキューバ・リブレでもいいんですが、ラムよりテキーラの方が好きです。
 今日は今日とてウイスキーのジンジャーエール割りを楽しんでます。ウイスキー自体はご近所の酒屋がつぶれる際に買った400円の叩き売り。ウイスキーのアルコールのパーセンテージから考えると、薬用アルコール並にお得な気がします。ジンジャーエールは最近車内広告とかをしてた、キリンのディアボロ。こちらもご近所のスーパーで98円でした。このジンジャーエール、何も混ぜないで飲んでも、風味があってかなりおいしいです。コカコーラのジンジャーエールとは違って、甘さはほとんどなく、しっかりしょうがの味がします。科学調味料くさい味のジンジャーではなくって、ちゃんとしたしょうがの味が。アマレットとか甘いリキュールに、甘いジンジャーエールをぶちこむと、甘党の私でもひくような代物ができあがりますが、これぐらいだったらちょうどいいかもしれません。

天野こずえ「あまんちゅ! 1」
 単行本を心待ちにしていました。しかし沖縄の話かと思っていたら、伊豆だったんですね。なんにしろとても癒されました。キャラクターから口癖から、あんまりARIAと変わらないなーと思わないこともないですが、この雰囲気が大好きです。ふわふわした主人公の明るさに救われます。ダイビングはさっぱりないので、これからてこと一緒に学んでいくのが楽しみです。
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by mizuao | 2009-08-12 20:25 | 漫画

藤枝雅「飴色紅茶館歓談」

 破におけるアスマリの可能性の考察。今回は確かに友人の言うとおり、しんちゃんとレイでくっついちゃいなよ、な話でいいと思います。となると死亡フラグを華麗にへし折ったらしきアスカが、はぶられてしまうではないですか。せっかく周囲に心を開こうと踏み出した矢先にあんな扱いでしたが、アスカ好きとしてはちゃんとエヴァ以外にも自分の居場所を見つけることを願ってやみません。
 そこでマリです。いや、委員長とかもあると思いますが、トウジも嫌いではないのでそれはなしで。となるともうここはアスマリでいくしかありません。
 二人ともハーフっぽい外見と名前してますし、性格的にもかなり相性がいいと思うのですよ。いつもつんつんしてて素直になれないアスカを、親父だけど包容力ありそうなマリが包み込む…。
 あれです。しんちゃんにお弁当作ったけどレイに先越されて渡せなくなって、屋上で意地になって二人分弁当をかきこむアスカの元に登場すればいいと思う。テレビのアスカならしんちゃんに自分の分も食べろとか押しつけそうだけど、劇場版のアスカは身を引いてくれると信じてます。そもそもしんちゃんが全員分弁当作ってる時点でこのフラグは立たないけど、そこは気にしない。前日の体育かなんかでしんちゃんが軽く突き指かなんかしちゃって、それで包丁握れなくなってるとかそんな感じにすれば、ほらもーまんたい。
 授業さぼって屋上で昼寝してたマリ。4時間目終了のチャイムを聞いて、きょうの昼は何にしようと、猫のように伸びをしながら起きだす。と、そこに、どかどかと足を踏み鳴らしながら階段を上がってきたアスカが、屋上にどかっと座り込んで、二人分のお弁当の包みを広げ始めると。んでそこにマリが声をかけて、自分の昼飯をせしめる。きっと調子よくアスカの弁当を褒めたたえるでしょう。ハンバーグかじって、追加でご飯かき込んで、うっまーとか空に向かって叫べばいいと思う。真正面から褒められたアスカも、つんつんしながら私が作ったんだから当然よ的なことを言ってくれるはず。んである程度打ち解けて屋上で寝そべってるとこで、マリがアスカに接近して、知ってる香りがするとか言い出せばいい。考えてみたら、破でマリとアスカが絡んでるシーンってなかったような気がするんですよね。唯一のつながりは弐号機に搭乗したあたり? となるとそのネタで絡むしかありません。
 マリのキャラクターがさっぱりつかめていないからこそできる妄想を楽しみたいと思います。

藤枝雅「飴色紅茶館歓談」
 本屋で平積みになっていたので、手に取りレジに向かおうとしたら、何か厚みがおかしいではありませんか。ひっくり返してみたら、初回限定版どまらCD付きでした。値段が値段なので一瞬迷いましたが、主人公が奈々さんであることに気付きそのままレジへ。来月も昼食200円で頑張ります。
 内容は藤枝さんだなーというほわほわ甘い雰囲気で癒されました。この方の商業誌だと、ことのはの巫女といおの様を持ってるんですが、紅茶館はファンタジー要素が少ないためか落ち着いていて、かえっていい感じだと思います。何より紅茶館という響きが素敵なのです。まったく関係ないですが、上海紅茶館のアレンジは藤宮さんの歌ってるのが好きです。歌が上手いかどうかというより、声の質が心地よいんですよね。あの高いのに野太…力強い声を聞くと元気出ます。
 飴色紅茶館、表紙見た時はてっきり長身の方が年上かと思いきや、全く逆だったんですね。読み終わってみると、このヴィジュアルでこの関係性なのがしっくりきました。ほわっとしたお姉さんをしっかりした年下が支えるというのも、ひとつの類型です。でもプロポーズは芹穂さんからなのはにやにやしました。


さて、友人が人の長い日記は読む気がしないと言っていたので、ネット上のごみを増やしてみることにしました。情報が増えれば増えるほど確率的には人類の滅亡の要素Nが増え、それはネットにより爆発的に加速するとか言うネタを思い出しました。人類の破滅に一歩でも貢献できれば幸いです。
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by mizuao | 2009-07-27 22:55 | 漫画

田村由美「7SEEDS 1-5」

 今週来週と研修があるのがひどく憂鬱です。順応性が低いので、日頃の職場から出るのにすごい神経を使います。自分の好きなものに囲まれて働けるというのはどれだけ幸せなことか、こういう時に実感できますね。

田村由美「7SEEDS 1-5」
 借りもの。最近の少女漫画なめてました。面白かったです。冷凍睡眠で未来にほっぽりだされて、人類滅亡後の日本で漂流生活。ロビンソン=クルーソとかアフターマンが大好きな私にはたまりません。7人×5チームというのがまた上手いですよね。舞台設定はありがちといえばありがちなんでしょうが、それぞれのキャラクターとその関係性が丁寧に描かれているのがさすが少女漫画。相関図とか年表とか作りたくなります。
 こういうものを読むと、色々想像して遊びたくなるんですが、ひとつ考えてたのが自分だったらどこのチームに入りたいか。もちろん初っ端から干からびてるとかではなく、ある程度まで生き残ること前提で。今までのところ一番泣かせてもらった冬の人たちのチームは、あれで完成されてるので入りようがないですよね。線の細い美少年に朗らかな好青年。…いや、同い年ぐらいだとは思うのですが、そう見えます。吹雪がかっこよすぎるんですよね。このまま成長していたら、どれだけいい男になっていたことか。
 秋のチームは論外として、夏Bと春だったら、やっぱり春がいいですね。夏Bでガイドの姐さんと一緒にシェルターで生活するのもよいですが、花のたくましさは憧れます。もちろん無理はしてるでしょうが、嵐君と違って根っこがしっかりしてる感じがしますよね。何かあってもちゃんと自分で浮き上がってくる、それに人の優しさも忘れない。命張って人助けたり、水確保してくれたり、やたらと甲斐性があります。藤花推奨。これ以上なく公式に反してますけど、どんな時でもフィルターははずさない。それがポリシー。あと角又も頼りになりそうですよね。
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by mizuao | 2009-02-09 22:12 | 漫画

木村紺「からん 1」

 先週は久々に読書週間をやってました。上橋さんの「獣の奏者ⅠⅡ」、辻村さんの「名前探しの放課後 上下」、米澤さんの「春期限定いちごタルト事件」、あとはSF作家の瀬名さんの対談集に漫画をいくつか。上橋さんは初めて読んだんですが、さすがに授業で紹介されるぐらいで面白かったです。洞窟で蛇育てて騎乗してたり、主人公が健気で賢い少女だったりするあたり、なんとなくパーンの竜騎士の1巻目を思い出してしまいました。久々にわくわくしました。辻村さんも安定の面白さ。思春期ってこういうこと考えて生きてるんだよなーと懐かしくなります。しかしそろそろこの人の話を読むのに私の方がとうが立ってきた気がしました。瀬名さんの対談は、各方面の研究者の話を分かりやすく咀嚼してくれていて、とても興味深かったです。しかし量子コンピュータの話が前から何度読んでもさっぱりイメージできません。ノイマン型と全然違うものだってのは分かるのですが、量子の重ね合わせでなぜ計算ができるのか。カオス理論もさっぱりです。生物、地学あたりは結構簡単にイメージがつくんですが、物理はなんとなくこういうことだろうっていうのが見えてこないんですよね。文系にしといてよかったと度々思います。

木村紺「からん 1」
 樹さんの「ヴァンピール」に、「オクターブ」とか「もっけ」とか読みたいものがいくつかあったので、先月からアフタヌーンを買ってたんですが、予想外に柔道漫画に惹かれて昨日コミックスを買ってしまいました。そしたら今朝の朝日の書評で紹介されていて、奇縁を感じています。
 主人公の雅が爽やかで姉御肌で好みです。もしあんな後輩がいたら、大石先輩のようにかわいがり(半ば相撲的な意味で)したくなりそうですし、同級生だったら頼りまくって、後輩だったら憧れてるところです。肉づきもほどよいんですよね。そういう鍛え方してたら、そういう体になるだろうなというほどよい感じ。
 大石先輩の体は女子じゃありません。鍛えてるとか筋肉がつきやすいとかそういうレベルの問題じゃなくて、ホルモンから疑ってかからないといけないレベル。顔も男前を越えて漢にしか見えない眉の濃さです。大石先輩みたいに豪放磊落な人もかっこいいとは思いますが、正直ゴリラに見えてしょうがありません。百先輩の良妻っぷりと合わせてやっとちょうどいいぐらいに濃いキャラです。雅と乱取りしてるところ読んでても、感動するぐらい腰が落ちてるんですよね。体型もどっしりしていて、どこぞの先輩方を思い出します。結構実力者設定である雅の投げをあしらって潰したりしてるのに、ああこんな感じだったよなとリアルを感じました。
 
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by mizuao | 2008-11-30 20:24 | 漫画

秋山はる「すずめすずなり 1」

 東南アジアに旅行に行ってた親が、いろいろとお土産を持って帰ってきてくれました。現地のお菓子類に胸がときめきます。とりあえず今日はクレープ(ココナッツ風味?)に絹糸のような砂糖(綿あめの糸がもう少し太くなった感じのもの)を巻いて食べました。何で作られた砂糖なのか謎ですが、その辺の上白糖より糖度が低く、素朴な味わい。食感もめしょめしょいってなんとも独特でした。まだ砂糖の方は残っているので、週末にそば粉のクレープでも焼いて包んでみるのもいいかもしれません。自分への誕生日ケーキがわりに。
 あと電話恐怖症が復活しそうです。なんで家にいるのに外とのつながりを断てないんだと真剣に憤っていた、痛々しい高校時代を思い出しました。

秋山はる「すずめすずなり 1」
 この作者の連載中の作品が、やたら胸をえぐっていったので、思わず前作も買ってみました。さすが女性作家だけあって、やたら女性の心情描写とそれに伴う動きがリアルなんですよね。思春期の女の子が若い男を過剰に意識して不審な行動をとりまくる訳ですが、きっと私も中学生ぐらいの頃ならそんな感じになるんだろなーという動き。むしろ高校の頃でもこんな感じになりそうですけど。
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by mizuao | 2008-10-13 23:14 | 漫画