カテゴリ:本(外国人・その他)( 94 )

ジョージ・R・R・マーティン「王狼の戦旗」

 仮面ライダーの映画を見てきました。ライダーは小学生くらいの頃とクウガ見てたくらいで、最近のはさっぱり分からないのですが、設定知らないなりに楽しめました。
 まず暴れん坊将軍とタイアップしてるという意味の分からなさが素敵。ライダーとケンさんの白馬が併走してるとか、もうシュールすぎて意味がわかりません。EDもオーレオーレ言っててましたし。

ジョージ・R・R・マーティン「王狼の戦旗」
 もう本当に誰が生き残るのか分からなくなってきました。ここまで散々予想が覆されたという実績があるせいで、絶対こいつは最後まで死なないだろうと信じてる登場人物であっても油断がなりません。描写からして死んでないのは分かってても、えっブラン死んでないよね?あれ?と不安になりました。
 シオンがロドリックに撃退されてすぐ城に戻れるかと思ってたのに、スターク家の冬はまだまだ長そうです。なんだかジョンもさらに遠いところに行ってしまいそうですし。壁の向こうの人たちの立ち位置がよく分からないんですよね。ジョンはそっちの勢力と合流して、冬に立ち向かう力を得るのか。冬の恐ろしさについては語られても、具体的に何が起きるのか分からないあたりがまた不安を誘います。
[PR]
by mizuao | 2011-09-04 22:59 | 本(外国人・その他)

ジョージ・R・R・マーティン「七王国の王座」

 AKBに興味がなさそうだった友人が、小嶋さんのスタイルの良さを認め、no3bについても言及してくれたので、ここらでもう一歩推そうと思います。

 no3bとは、ヘタレなイケメンたかみなと、ヴィジュアル担当小嶋さん、トーク上手な峯岸さんによるAKB派生ユニットです。たかみなを小嶋さんと峯岸さん二人で弄りまくる構図が大好きです。歌としては、初めて聞いたRelax!が未だに一番好きです。
”頑張って!なんて 私 言わないよ 君は もう 頑張ってるから”
 五万と類似品がありそうな歌詞ですが、小嶋さんの甘いボイスでこう言ってもらって、これでまた頑張れないようなら男が廃るというものです。
 そして異色なものですが3seconds。彼女達主演ドラマ内の設定により、3人とも男装して歌います。アイドルの動きが刷り込まれ、なおかつ女性らしい体つきをした彼女達なので、正直いくら切れのあるダンスをしてもちょっとした仕草に違和感があります。…たかみな以外は。
 でも顔がマジでイケメンなんですよね。たかみながかっこいいのは当然として、小嶋さんは女性らしさの象徴みたいなイメージだったので、初めて見た時は衝撃でした。AKBINGOの企画では、色物な男装で毎回理不尽な結果になってますが、真っ当に男装されたら、3秒かからず落ちました。

ジョージ・R・R・マーティン「七王国の王座」
 友人からお勧め品。アルスラーンとか好きな人にお勧めな、異世界戦記物+宮廷劇。元々一つの王国だったのが、王の死をきっかけに群雄割拠になっていきます。章ごとに視点が入れ替わるので、誰が主人公というのはないですが、一応スターク家がメインなんですかね。北の大地を支配してきた実直な一族ですが、この先も不吉な影がちらついています。せめてジョンとアリアの助命嘆願はしたいところです。
 
[PR]
by mizuao | 2011-07-19 21:43 | 本(外国人・その他)

クリストファー・プリースト「奇術師」

 世界ふしぎ発見をたまに見てるのですが、今日は大島さん出てましたね!! ベトナムの米文化と日本の米文化のどこに差異が生じる理由があったかを家族と語りあいつつ、ばっちり大島さんを凝視していました。

 あと、東方アレンジ、RD-Soundsさんも好きです。元々は咲夜さん曲漁ってた時に「月光照らすはシリアルキラー」で引っかかりました。殺人鬼同士の瀟洒でテンポのよい軽口の叩きあいが面白い曲です。歌い手さんが、一人二役で演じ分けてるので、そこも聞いててすごいなぁと思えます。
 それと最近のでは「ヒメゴトクラブ」にも惚れました。歌詞も曲調も雰囲気が出ています。とても百合百合しい。ここまでガチっぽさが濃いと、ジャンル初級者だと間違いなく引いてしまうでしょう。
 異能を持つ二人の、閉鎖的で情熱的な相互依存っぷりが余すことなく込められています。「密かなるは 二人のヒメゴト 終わりよどうかまだ おとずれないで」あたりから、歌ってる二人の感情のこめ方が上手いのか、すごく狂おしく聞こえます。
 そもそも秘封自体が好きなんですよね。幻想郷という世界を外から見る二人が、東方世界に厚みを与えている気がします。

クリストファー・プリースト「奇術師」
 この前ご近所の古本屋の半額セールで買い込んだうちの一冊です。ベストSFだったかで見かけた名前だったのですが、SFとしてはウェルズみたいな科学度ですかね。科学にすごく夢があって、何ができるかわくわくしていた時代の雰囲気を模した文章というか、意図的な懐古趣味? 言葉が見つからないですが、科学と宗教の合間、降霊術が流行っていた頃の、胡散臭い感じがよく出ています。
 マジシャン二人の確執を、現在、過去合わせた複数の視点で描いています。マジシャンそれぞれの手記及び手記らしきもので語られる部分は、冒頭でだまされるな、と警告された分、余計に緊張してミスディレクションされた気がします。というか、旅行中にぽつぽつ読んだせいて、小道具とか忘れて気づいてなさそうですし。
 最後現在の落ちの部分は、もう予測はついていたとは言え、ぞっとさせられました。ゴシックホラー。
 
[PR]
by mizuao | 2011-02-12 23:07 | 本(外国人・その他)

大森望編「逃げゆく物語の話」

 つべでAKBの子たちの富士登山の映像を眺めてたんですが、大島さんがかわいくてしょうがありません。あの状況で一反木綿~とかふざけれる彼女は大物です。辛い状況ほど元気という、馬鹿で明るいキャラが見ていると、こちらも元気になります。やたらと達者なニワトリの物まねといい、「残念な」という形容詞をつけたくなります。一方終始しんがりを務めてたらしき方が女子人気高い理由も分かりました。自分に余力があったらついつい先に行ってしまいたくなると思いますが、調子が悪い子を最後まで後ろからフォローするとか男前すぎます。

大森望編「逃げゆく物語の話」
 ゼロ年代日本小説ベスト集成”すこし・ふしぎ"系の方らしいです。恩田さんのとか三崎さんのとか、SFには入らないよなーとは思いつつ、確かに当然のようにSFに括られてる星新一とかもいますし、SFの定義はよく分からないものです。
 とりあえず私がSF 寄りと思った作品の中で面白かったのが、小林泰三さんの「予め決定されている明日」。ひたすらソロバンで与えられた計算をこなし続ける算盤人達の中で、その計算の意味を知ってしまったケムロが犯した大罪の話です。算盤人たちがひたすら計算することで作りだした世界に干渉し、仮想世界の電子計算機に自分の計算を押し付ける、というのですが、なんだか錯視の無限階段をたどってみた時のような、狐につままれたような釈然としなさが残ります。あれ?という感じですかね。
 あとジャンルとか問答無用で一番引き込まれたのが石黒達昌さんの「冬至草」です。現代の植物学者が、放射能を帯びた新種の植物の標本を発見。その出自をたどるうちに、大戦中その植物に魅了されて憑き殺された在野の植物学者の姿が浮かび上がってくるという仕組みになっています。寒い北の僻地に追いやられた不具の秀才が、学会に認められようと冬至草の研究に妄執する姿が大変薄気味悪く描かれています。栄養状態の悪い人間の血液を与えると、夜中に明るく発光する植物とか、美しすぎますよね。
[PR]
by mizuao | 2010-12-27 22:03 | 本(外国人・その他)

フランク・ヴェスターマン「エル・ネグロと僕」

 マクロスFの映画のブルーレイを買いました。劇場で見るほどではないですが、戦場×LIVEは迫力があります。どっちも魅せるべきは音と光なので、相性がいいのでしょう。

フランク・ヴェスターマン「エル・ネグロと僕」
 ジャーナリストの著者による、エル・ネグロをめぐるルポルタージュ。学生時代にたまたま訪れた町の博物館で黒人の剥製エル・ネグロと遭遇し、その後ライフワークとなったエル・ネグロ取材の様子と、第三世界での開発援助に対する見聞が交互に書かれています。
 開発援助は結局文化帝国主義につながっているのではないか、とか、なぜカタルーニャ人が頑なにエル・ネグロをアフリカに引き渡すことを拒んだのか、とか答えそのものというより、考える材料がたくさん提供されていて、作者と一緒に彷徨できます。
 他にも人類学的な人体標本はたくさんある訳で、なぜ世界はエル・ネグロに対してそんなに過敏に反応したんでしょうね。アナン事務総長まで口出ししたようですし、世界的に非難轟々だったようです。
 作中にも書かれてるように、中国の偉人とか西欧の偉人は、万人の目に触れるところに死体をさらされています。それは敬意が払われているからアリなのでしょうか。観光客として見に行った私にとっては、完全に単なる見世物でしたけれども。
 そういや大学の時、人体の不思議展?だったか、犯罪者の死体を輪切りにした標本がズラーっと並んだ展示を見に行ったことがありますが、あれも実に悪趣味でした。私含め、学術的興味というより、怖いもの見たさで来ている人の方が多かったですよね。
 本人や遺族の許可なく墓あばきをして、勝手に遺体を加工して持ち去ったという点に問題を見出すなら、エジプトのミイラとかアイスマンも、とっとと埋葬した方がいいかと思います。
 まあ私も、アメリカの博物館とかに、「ジパングのサル」とかいって日本人の剥製が飾られてたら腹が立つと思うので、やっぱり人種問題が絡んでるのがややこしくなった原因なんですよね。
 
[PR]
by mizuao | 2010-10-10 09:52 | 本(外国人・その他)

ナンシー・クレス「ベガーズ・イン・スペイン」

 ヒストリアを見てていい音楽だなーと思っていたら、梶浦さんだったのですね。納得。どこかで聞き覚えがある訳です。

ナンシー・クレス「ベガーズ・イン・スペイン」
 中編集。標題作の「ベガーズ・イン・スペイン」とそれに繋がる「眠る犬」が、なかなか人間の醜さを見せつけるようで面白かったです。
 遺伝子操作により、ごく少数ながら眠らなくても生きていける人間が生み出されているアメリカ。彼らは、眠らないため時間を有効に使えるだけでなく、生来的に社交的で理知的、心身ともに優れています。
 しかし子どもだった彼らが成長し、社会的に成功するにつれ、嫉妬にかられた旧人類に次第に追い詰められていきます。何より悲惨なのが、無眠人の子供を持つということがどういうことか理解していなかった親が大多数だったこと。ひどいと虐待です。成功した人間は自分の遺伝子の優秀さを信じて改良を行わないので、生まれた無眠人の多くは多少お金のある中流階級、というのがまたなんともリアルにありそうです。
 さてそんな中、無眠人である主人公は、成功者かつ進歩的な考えを持った父親に愛情を注がれ、順調に成長していました。家庭内不和はあるものの、無眠人の中でも抜群に恵まれた環境で育った彼女は穏健派、人間と無眠人は同じもので、きっと分かりあうことができると信じていました。無眠人を排斥しようとする社会に対して、仲間たちが自衛のため無眠人の街を築いたりしだしても、まだ人間を信じていました。しかし無眠人にとって旗色が悪くなるできごとが続き、ついに主人公も身の安全が脅かされます。
 ところどころ理知的な人間が無眠人の味方となってくれるものの、世論全体は無眠人排斥へ傾き、一部の州では人権すら認められない有様。ESPが迫害されるのはSFの伝統ですけど、やっぱりこういう状況は切ないですね。本当にこうなりそうで。
[PR]
by mizuao | 2010-06-02 23:07 | 本(外国人・その他)

SFマガジン編集部編「ゼロ年代SF傑作選」

 消失を見てきました。原作は第1巻、アニメは1期をぼちぼち見てたぐらいで、一番の萌えキャラはキョン子だよね?という誤った認識しかない私ですが、それなりに楽しめました。今までやれやれだぜ、とハルヒに振り回されてたキョンが、自分がそれを楽しんでいること、ハルヒ=世界を積極的に認めるというターニングポイントになっているようです。なんにしろ、妄想長門と大人ミクルは最高ですね。朝倉さんも原さん染みててとてもよいです。どの世界でもきちがい。綺麗なお姉さんに刺されるのは、人類0,000001%の夢であると思います。
 あと長門による妄想世界を見て、長門はキョンが大好きでハルヒが大嫌いなんだなと思いました。あの人員配置は、「お前なんかとは一緒の学校に通いたくないんだよ。ガチホモ野郎(古泉)を与えてやるから、二度とわたしたちの前にツラ見せんな」とかそういうメッセージなんですよね。絶対違いますけど。

SFマガジン編集部編「ゼロ年代SF傑作選」
 ゼロ年代SF。ゼロ年代の想像力とかありましたけど、早川関連以外でゼロ年代という言葉を聞いたことがない気がします。一般的な用語としてあってもよさそうなもんですのに……。まだゼロ年代がどういう時代だったのかを歴史の流れで位置付けて説くには、どのジャンルにとっても時期が早いのかもしれません。
 本書はゼロ年代に活躍したSF作家、主にリアル・フィクションの人たちによる短編集です。元々はSFマガジンに掲載されていたものということで、弱冠作者の他の作品とつながっていたりしますが、読み切りとして読んでも問題なく楽しめるものでした。
 桜坂さんとか新城さんとか私が好きな作家さんたちがほとんどの中、今まで読んだことがなかった方は元長柾木さんに海猫沢めろんさん。著者紹介によると、どちらもエロゲのライターさん出身なようです。少女と世界と、という繋がりで、なんとなく上遠野さんとか西尾維新とかあんな感じに設定が中二くさい印象を受けました。誤解ないよう主張すると、ブギーポップは通して5,6回は読んでいると思うので、決して中二が嫌いな訳ではありません。海猫沢さんの方は一見頭が悪いような軽い文体ですが、言葉遊びのような理論で頭を使ってしまいました。
 冲方さんはマルドゥック、まだウフコックがボイルドと組んでるので、スクランブルよりは前ですね。会社の不正を世に訴えようとしたがために武装集団に消されようとしている女性が、ウフコックの助けを借りる話です。過去の経験から銃を徹底的に拒絶する女性と、平和主義な兵器ネズミウフコック。相性がいいような悪いような。あいにかわらずウフコックに癒されます。
 イリヤの秋山瑞人さんは「おれはミサイル」という作品でした。これが一番面白かったです。時代など細かい設定は不明。多分人類滅亡後で、兵器である戦闘機とそのAI(?)のみ生き残り、目的が分からないまま戦争が継続している状態。戦闘機一人称というのも物珍しかったですが、ミサイルたちまで人格をもってしゃべりだしたのには驚きました。ミサイルたちが、自分の性能に過剰に誇りを持った死にたがり、というのはすごく納得のいく性格づけです。ちゃんと機械が揺らいでるのも面白い。
[PR]
by mizuao | 2010-02-26 00:07 | 本(外国人・その他)

ジョン・スコルジー「老人と宇宙」

 久々にゆっくりの超魔界村実況を見てたら腹が痛いです。センスがよすぎる。しかし超魔界村にはろくな思い出がありません。我が家に初めてスーファミが導入されたとき、ともに連れてこられたのがこのソフトでした。当時確か小2。最高到達地点が2面でした。今やればもうちょっと頑張れるかも知れませんが、どう考えても買ってくるソフトが悪すぎです。父上様。彼はファミコン購入時には、アバドックスというSTGを買ってきました。幼稚園児が頑張れる難易度ではありません。なんかもうちょっと普通にマリオとか買ってくるという選択肢はなかったのでしょうかね。グラフィックがエグくて印象には残ってますが。


ジョン・スコルジー「老人と宇宙」
 老人とソラ。ヘミングウェイって読んだことないなと思ってたら、誰がために鐘は鳴るは読んでました。この話とはなんも関係ないですが。
 75歳になると志願制で宇宙に上がり、コロニー防衛軍に入る世界。軍隊に入れられるぐらいだからすごい若返りの技術があるんだろうとホイホイついていくと、2年で1/3が死に、除隊可能となる十年後には、1/4しか生き残れないという悲惨な環境に追い込まれます。ただ老人たちのユーモアあふれる会話のおかげでそこまで悲壮感はありません。主人公も淡々としてますし。
[PR]
by mizuao | 2010-02-15 15:12 | 本(外国人・その他)

ルイス・サッカー「穴」

 さて、ここ半年ほど生きる希望としてきた、なのはの劇場版を見て参りました。ストーリーにたいして変更はないとはいえ、大画面大音量で見るとより感動します。始終わくわくしてるか、泣きそうになっているか、にやにやしているかで、大変満足度の高い映画でした。
 魔法少女もの核となる変身シーンに大興奮。なのはのバリジャケ装着シーンが、時間に限りのある映画とは思えない長さであり、衣装のキュートさ、レイハの立てる機械音のかっこよさ、未成熟なボディの奏でる魅力は私を捉えて離しません。フェイトちゃんの方が変身シーンは短かったとはいえ、手足の長さをアピールするような動きに、私の目尻が30度下がり、口角は45度くらい上がりました。実に淑女的なスマイルです。
 あとは、なのはの売りである戦闘シーンですね。ピンクと黄色の魔力光を放つ二人が、切っ先を交えたり魔力弾を放ったりしながら高速で空を駆けるシーンは、ドラゴンボールで育った世代としては垂涎ものです。目玉となるSLBも、劇場のみんなが一丸となった期待に応えて、笑いが止まらないほどの迫力でした。なのはさん、マジ外道。
 そして、なのフェイスキーとしても存分に満たされるものでした。お話聞かせてという度重なるなのはの狂おしい叫び、なのはに手を上げるフェイトの切なく逸らされる視線。ラストの展開を知っていても、身を切られるような思いでした。映画だからもっとカットされるかな、と思ったフェイトちゃんとお母さんの関係についてもしっかり踏み込まれていて、フェイトちゃんに対して感じる愛おしさに拍車がかかります。
 今回の3大脳殺ポイントの一つは、寝起きの幼女アリシアのお母さんへの微笑み。鼻血が出たらどうしようと本気で悩みました。お母さんも、こんなかわいい娘さんが自分のせいで死んでしまったら、狂うのもしょうがないかなとも思ってしまいます。フェイトをアリシアとしてではなく、アリシアの妹、別人格として認められていたら、こんな悲劇は起こらなかったでしょう。とは言え、ぼろぼろに傷つけられたフェイトをみて、ビーストモードに入ったアルフには、もっとやれと思いました。結界を素手でこじ開けるところとか、真面目にかっこよかったです。
 3大脳殺ポイントその2は、最後近く、虚脱状態から立ち直ったフェイトがなのはの元に駆けつけるところ。無印では奈々さんによる「take a shoot」が入り、否応がなくテンションが上がる場面ですが、劇場版も待ちに待った挿入歌でボルテージが無限大です。今まで刃を交えてきた二人が、お互いの意思でしっかりと心を結びつけ共闘をします。復活したフェイトちゃんに真正面から二人で戦おうと誘われ、「……うん。うん!」と泣きそうになりがら満面の笑みを浮かべるなのはの素敵なこと。魔王、魔王と呼ばれるなのはですが、何度フェイトちゃんにすげなくされても喰い下がるレイジングハートっぷりに惚れました。まさに、「不屈の心はこの胸に」ですね。
 ラストは言わずもがな、二人が抱き合って、お互いのリボンを交換するところです。シリーズ通しても上位3位には入る大好きなシーンです。この子って潜在的に露出癖あるよね、とかショートパンツのフェイトちゃんにつっこみつつ、魅入ってました。感謝の気持ちを伝えながら、「なのは」「なのは」と噛み締めるように名前を呼ぶフェイトちゃん。瞳を潤ませながら、フェイトちゃんの言葉に聞き入るなのは。まっすぐにお互いを見つめあって頬を染める二人が、いつネチョネチョしだしてもおかしくないと思えるのは、私の頭がおかしいからでしょうか。おかしいからですね。

ルイス・サッカー「穴」
 無実の罪でキャンプという名の強制収容所に放り込まれた主人公。そこでは収容所の所長の命令で、少年たちが乾いた大地にシャベルを突きさし、毎日毎日穴を掘り続けます。なんだったか、刑務所かなんかの罰の一つに、穴を掘らせて、またその穴を自分で埋めさせて、穴を掘らせて、その穴を埋めさせてというのを繰り返させるというのがあるという話を聞いたことがあります。そうするとどんな強情な人でも気が狂うとか……。賽の河原で石を積む子どもたちの話が思い浮かびます。
 この話もてっきりそうなのかと思いきや、実ははるか昔にその大地に宝を埋めた女盗賊がいて、所長は子供たちを使って宝探しをしているという話。主人公の一族の過去の因縁話とつなげて、伏線が回収されていく様はなかなかに面白かったです。
[PR]
by mizuao | 2010-01-25 23:17 | 本(外国人・その他)

「タフの方舟 2天の果実」

毎年年越しは蕎麦をたらふく食べます。今年も冷たいやつをどんぶり一杯抱えてふと、自分の頭の中が蕎麦で埋め尽くされる図を思い浮かべました。実際の脳みそよりしわの数が多そうです。ついでに灰色。ポアロもびっくり。

ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟2天の果実」

タフ全開。一巻目は確かにあこぎな商人レベルでしたが、二巻はもう神気取りな話がいっぱいです。十二の氏族が各々調教した猛獣を闘技場で戦わせ、その勝敗で利益の配分を決めている星。タフは一番弱い氏族から順々に、クローニングした魔獣を売り付けます。どんどん値段をつりあげ、タフは大儲け。惑星としては、結局一巡して力関係に変わりなし。大金を搾り取られた分、完全にマイナス。ショートショートみたいな筋書きの話ですね。
それでもタフを憎みきれないのは、タフは受け身だからでしょうか。裏切るのは相手側なのですが、結局タフのいいように話がまとまります。なぜそれまで冴えない一介の商人だったかが不思議です。
[PR]
by mizuao | 2009-12-31 20:05 | 本(外国人・その他)