カテゴリ:本(著者マ行)( 27 )

宮木あや子「雨の塔」

 最近日参している大島さんのブログに、テンションがだだ上がりです。
 嫁にするなら誰?という指差しゲームで、
 ←大島さん…痴話喧嘩…小嶋さん→←リーダー高橋 とか、もうこの人たち、公式でこっち界隈にサービスしすぎですよ。小嶋さんと両想いで真っ赤になるリーダー、リーダーを小突く大島さん、こっち指してくれなかったじゃんと拗ねる小嶋さん。そりゃ「なにこの茶番」と言いたくもなるでしょう。


 XYZはXYZとして、XYでは杏さやが好調ですね。正直さやかはそこまででもないのですが、杏子が王子様すぎて惚れました。
さやかもいい子なんですけど、生真面目すぎて融通がきかないんですよね。自分のエゴは捨ててみんなの幸せを守ろうともがいて、それでも自分を捨てきれていないことに苦しんで、堕ちるところまで堕ちてしまう、という完全にまわりが見えていない状態。
 そんなさやかを救おうと手を差し伸べる杏子ですが、一度は「汚れた真っ黒な手」扱いされて振り払われてしまいます。それでも影から見守ってピンチに駆けつけて、最後は「ひとりぼっちは、寂しいもんな。いいよ、一緒に居てやるよ」ですからね。出会って一週間待たずに後追い自殺してくれる烏月さんを思いだす電撃っぷりですが、こういう無償の愛に悶えます。

宮木あや子「雨の塔」

 全寮制の女子大を舞台に、多感な少女4人が繰り広げる人間劇です。相互にうまく補完しあっていたはずのペアが、別の共依存ペアのせいで急激に坂道を転がり落ちて行くさまが面白い作品でした。まあまどマギと違って3/4は生きてるよな、と思うと鬱具合が少しましになります。
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by mizuao | 2011-03-05 23:19 | 本(著者マ行)

森奈津子「お嬢様とお呼び!」

 通勤途中に駅でAKBのゲームの巨大ポスターを見つけ、思わずまじまじと見つめてしまいました。娘クリといい、この時期はクリスマスに一人でパルる予定の秋葉民をターゲットとした商品が集中してる気がします。購入しようかと気が迷ったものの、AKBのメンバー全員が初めから主人公に惚れているという設定らしいため、私はお呼びではないようです。
 しかしながら、一時的にハマりかけたAKB熱がよびさまされ、以前気になっていた本を読むことにしました。the 寂聴第11号。AKB×寂聴さんの対談という、ひどくカオスな企画です。仕事中タイトルを目にした時、思わず出版社の正気を疑ったものでした。とは言え、中身はごくまっとうなことをやっているというか、冒険してない内容ですね。いい男の見分け方とか、性格の変え方とか、少女向けの雑誌に毎月載ってそうな質問をAKBの子たちがして、寂聴さんがその悩みに応えるというもの。これって別にAKBじゃなくてもいいんのでは、と思います。

森奈津子「お嬢様とお呼び!」
 森奈津子さんのデビュー作の少女小説。らしいです。主人公が少女漫画に出てくる意地悪なお嬢様を目指して精進している、という設定に、森奈津子さんの片鱗が表れているかと思います。地球娘…ほどのキレはないにしろ、十分に笑える話でした。
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by mizuao | 2010-12-19 20:05 | 本(著者マ行)

丸子かおり「AR<拡張現実>入門」

 SFマガジンを読んでいたら、知らぬ間に池澤春菜さんの連載が始まっているではないですか。つい最近池澤夏樹さんがお父さんだったことを知って驚いてましたが、Wikiによるとご本人もたいそうな読書家だそうで…。「本の雑誌」にも連載を持たれてるようです。だがしかし、あの麗しい
外見とSF者というのが合致しません。女性のSF好きというと、自分の同類というか早川さんのイメージになってしまうのですよね。まあ何にしろ、青背が何百冊という池澤さんに対する好感度が上がりました。

丸子かおり「AR<拡張現実>入門」
 この前読んでたARの本に比べて、確かに入門でした。あっちはインタビュー集のようなものだったので、こっちの分かりやすくまとめてあるものを読むと、ジャーナリストという職業のありがたみが分かります。
 紹介されているARのサービスを見て、面白そうだなという意味で使ってみたいものは数多あれど、自分自身がARを使える端末がないもんで、どうにもまだ身近な技術という感じがしません。職場のレイアウト変更計画を立ててる時に、仮想の家具を現実に重ね合わせるというARが普及してないのを呪いたくなりました。IKEAのを是非実際に使ってみたいものです。
 今あるサービスはまだまだ黎明期の試行錯誤で、これから技術が一般化するにつで、誰かがなにか画期的なアイデアを思いつくでしょう。
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by mizuao | 2010-10-25 19:13 | 本(著者マ行)

森田季節「不動カリンは一切動ぜず」

 久々にまっとうな海が見たくなって、逗子から江ノ島まで4時間ほど歩いてきました。海岸線に出た時のような、目の前が一気に開ける爽快感は日常ではなかなか味わえません。砂浜があるところはできるだけ波打ち際を歩く、という目標のもと、波と追いかけっこして遊びながら歩いてました。いい歳して、実に恥ずかしい光景です。
 こういう暇なことをしてるのは私ぐらいかな、と思いきや、同年代の女性の独り歩き、二人連れと結構すれ違いました。歩く目的らしき若い人は、かえって男性の方が少なかった気がします。まあ、私の視界に入らなかった、視界に入ってもそこに焦点が結ばれなかった、脳が視神経からの伝達を無視した、などなどの可能性も大きいですが。
 しかし、最近山やら海やらで若い女性に会うと、みなさん、たいへんおされでカラフルな服装をされています。そういう集団のことを山ガールというそうですね。
 いつだったか、職場で
先輩「休みの日とか何してるの?」
私「気が向いたら山に歩きに行きます。」
先輩「知ってるー。そういのって、山ガールとかいうのよね。」
私「いやぁ。山ガールっていうのは、スカートとかウェアとか、すごいお洒落な人たちのことを指すんだと思いますよ。私みたいに薄汚れたジーンズにTシャツひっかけてるのは違います。」
先輩「じゃあ、××さんみたいなのは、なんていうのかしら。……やまおんな?」
私「………」
先輩「………」

というような、話をしました。私「………」の間に、私「………(山男に対して、山女。私に対して、実に的確な表現ではないか。いや、でも山男の反対って、どっちかというと山姥?そういや、やまおんなと言えば、そんなドラマあったなぁ。だがしかし、あれは私と正反対の身体的特徴を兼ね備えていたはず。)」と思考がどこかに飛んでいき、先輩は私の無言を怒りのためと誤解したのか、微妙な空気を生み出してしまったのを思い出します。

森田季節「不動カリンは一切動ぜず」
 ジャケットが目にとまり、あらすじの「大人世界の不条理にあらがう少女たちの絆を描く…」という部分で購入決定。期待通りの話でした。
 ハヤカワJAなので、基本はSFです。他人と性行為をすると死に至る、というウイルスが蔓延した社会で、通常子供たちは人口受精の上、試験管ベイビーとして生まれてきます。ところが、例外的に胎内に宿され、親の腹から生まれてくる子供がいます。その子たちは戸籍上「腹子」と別扱いされ、正当な人権は認められず、親の性的なドレイとなるよう運命づけられています。
 冒頭からいきなりそういう境遇の子が出てきて、衝撃的でした。とはいえ、主人公が飄々と、周りの大人たちもバカっぽいので、あまりどろどろしい感じにはなりません。人権やら新興宗教やら、扱う話は結構シリアスなのに、それを気にせず一気に読めたのは、メイン二人のキャラが気に入ったからでしょうね。気が弱いという設定の主人公に対してまで、敬語で話す友人がかわいくてしょうがありません。成長した主人公がさらわれた友人を助けにいく、という最後の場面は文字通り神懸ってました。
 あと舞台が神戸なのですけど、作者はハルヒが大好きなのですね。六甲山には古くから霊場があって、という例示をいくつか並べたラストに、さりげなくハルヒ教を混ぜ込まれていて笑いました。
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by mizuao | 2010-10-18 23:42 | 本(著者マ行)

道尾秀介「向日葵の咲かない夏」

 先日買ったゲームのEDをとりあえず一つ見ました。友人に感想を教えろと言われましたが、ネタばれになるので控えます。とりあえず主人公が思ったとおり素敵でした。黒の長髪にセーラー服。変化後の姿はちょっと禍々しいですけど。今のところ、冷酷な化け物:優しい姉様=7:3ぐらいな感じなので、もう少し母性が増してくださると、より私の好みに近くなります。

 そしてこの後に及んで、AKB48に興味を持ちつつあります。
 元々全然知らなかったのですよ。一人も名前知らないし、曲名も知りませんでした。ところがこの前の旅行で、小学生の頃から既にセガ派を自認していた所々偏った友人が、AKBを全力で推してきたのです。私はジャンル的に隣接というか、聖地が同じなので別に構わなかったのですが、他の2人が反応に困ってましたね。
 まあそれで、友人が好きだと言っていた子はどの子かなーと調べるついでに、メンバー全員の顔写真を眺めつつ、小嶋さんという子と渡辺さんという子が顔は好みだなと思いつつ、ヘビロテのPVを繰り返し観賞するうちに2時間経過していたあたりで負けを認めました。
 三次元もいいですよね。女の子女の子したセットの中で友愛を育むメンバー達。商業的に作られたものであることは重々承知しているのですが、それでもそこには私の西方浄土が顕現しています。ありがたや、ありがたや。思わずモニターに手を合わせてしまうような神々しさでした。
 しかし普通は「二次が嫁」というと白い目で見られるところですが、私の分野に関しては、三次元で昂ぶる方が業が深い気がします。この背徳感がたまらなくなる時がくるのだな、と。
 

道尾秀介「向日葵の咲かない夏」
 この前九州に行った時に、空港で調達した一冊。早川か創元のつもりだったんですが、残念ながら羽田の小さな本屋では置いてないようです。
 話題になっていたミステリーだったので、ちょっと期待が大きすぎたかなと思いました。ラストの落ち含めて十分楽しめましたが、こういうのはもう食傷気味だぜ、という気分です。
 うっかり首つりした友人の死体も目撃してしまった少年が、事件解決を目指して探偵ごっこをするという、まあそこまで妙な話ではないんですがね。狂っているのはいったい誰、というところを楽しむべき話でした。
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by mizuao | 2010-09-24 23:26 | 本(著者マ行)

宮村優子「電脳コイル 3.4」

 昼間に外に出ないせいで、いまいち夏を過ごした気がしません。そりゃもちろん蝉がうるさかったり、甲子園だったり、空気がじとっとして木の強い香りがしたりと全く夏を感じないという訳ではないです。ただ道歩いて汗だらだら流して、スポーツドリンクがぶ飲みしようと上を向いたら太陽がまぶしくて、というようなごく当たり前の自然体な夏がなかったんですよね。休みに旅行行って、炎天下汗流したりもしてみしたが、どうしても無理に夏を吸収しに行ってる気がします。20代前半最後の夏の悪あがきという感じが否めません。

宮村優子「電脳コイル 3.4」

 これの1巻読んでた頃はまだ大学生だったと思うと感慨深い。さすがに夏休みがないことに体が馴染んできました。ある程度巻数が揃ったところで一気に読もうと思ってそのまま忘れてました。3巻が廃工場の密室でヤサイサ。4巻は学校で肝試しです。
 アニメで見てた時にはあまり感じませんでしたが、4巻の怪談が怖い怖い。あっちの世界に引き込まれる系の話は後を引くタイプの怖さです。グロ系はその場ではダメージを受けるけれど、後で思い出してどうこうというものではありません。逆に心理系の話だと、人気がないところでふと思い出して、身がすくみます。思い出し硬直。
 色々なものに境界を引くのは人の性質でしょうが、現実と仮想の境界がなくなるってかなり怖いことですよね。電脳眼鏡かけて肝試しとか心臓に悪すぎます。本来だったら見えるはずがないものが、当然のように見えてしまう。カンナみたいに見えるはずのないバグを追いかけ道路に飛び出しガッシャーン、とか当然起こりうる訳です。本当はないはずの道が電脳上は見てて、そこを歩いてたら崖から落下、とか容易に殺人の道具になる電脳眼鏡。人間が犯人の無差別電脳殺人とか、無闇に家から出れませんね。犯人なしとかだと、もっと怖いホラーになれますが。
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by mizuao | 2010-08-26 00:05 | 本(著者マ行)

宮本幸枝「津々浦々お化け生息マップ」

 仕組みを知らないで使っている道具がいったいどれだけあるだろうと、情報処理関係の本を読んでいて思いました。横文字やら英数字の羅列やらみてると頭がいっぱいいっぱいになってきますが、とりあえず日常生活で困らない程度にはPCを使っています。他にも、なんで動いてるか分からないけど、なくなったら生きていくのに不自由しそうなものがいっぱいです。

宮本幸枝「津々浦々お化け生息マップ」
 頭が悪そうなタイトルの本ですが、まあ実際真面目なものではありません。が、オカルトめいている訳でもなく、単に伝承や事実の羅列といった形で比較的客観的に紹介しているので、娯楽本として気軽に楽しめました。
 地方別に、日本のお化けや妖怪を紹介しているんですが、関西の章で盛大に吹きました。コラムのような扱いで、

「関西女はパワフルやでぇ! 燃える女心で蛇になれ 清姫の里編」
「関西女はパワフルやでぇ! 宇治川の流れよりも激しい嫉妬 橋姫と貴船編」。

 阿修羅姫歌ってる静留さんと、リア充にぱるぱる光線中のパルスィが仲良く肩を並べているところが思い浮かびました。まあ清姫も橋姫も、間違いなくパワフルですよね。情念で鬼となった女性の代表格でしょう。男性側の自業自得としか言いようはないですが、この二人に追いかけられ祟られた男性陣の恐怖は相当なものだったでしょう。羨ましいことです。
 あとは皿屋敷の話も面白かったですね。「いちまい、にまーい・・・」と皿を数え、「いちまいたりない」となげくお菊さん。誰もが知ってるメジャーな怪談だと思ってましたが、これに全国48ヶ所以上もバリエーションがあるのは知りませんでした。そんな中で”カッコイイ”と紹介されている皿屋敷伝説。以下引用。
 
 ある家の下女が『一枚割ればその者の命を絶つ』と言われていた20枚一揃えの家宝の皿を1枚割ってしまい恐れおののいているところへ、この家の米搗き男がやってきて、そばにあった米搗き用の杵を振り上げ、20枚すべての皿を打ち壊してしまった。男は『皿は所詮いつかは壊れてしまうもの。皿1枚壊すたびにひとりの命を絶つのなら、20枚で20人もの命が奪われることになる。ひとりで一度に20枚壊せば、自分ひとりの命ですむ』と、呆気にとられている人々の前で堂々と言い放った。

 という伝説らしいんですが、確かにこれはかっこいい。なんとかこれを従者と門番版に改変できないか、昨日から頭を悩ませています。
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by mizuao | 2010-01-22 17:01 | 本(著者マ行)

村上春樹「1Q84 1-2」

 今週のぬらりひょんは10回くらい読み返しました。職場で昼休みに。なんていうかもう、作者のフェティシズムに感服です。素肌で寝てらっしゃるだけで興奮気味だったんですが、黒ストッキングはいてるコマとかやりすぎですよね。なぜか脳内で「跪いてお嘗めよ 赤い爪を」が流れました。まあそれはそれとして、黒ストと言えばフェイトさんな訳ですが、もし次があるならば、是非フェイトさんがストッキングをはいているシーンを入れてください。私含めた誰かは得します。それと10月からの再放送も1月の映画も心待ちにしています。ストウィの2期もある訳で、冬は頑張れそうです。

村上春樹「1Q84 1-2」
 村上春樹で一番好きなのは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。と言っても、6・7冊読んだ中ではということですが。現実と虚構が混ざり合って変容して何が何だか分からなくなって終わる話は好きなので、これもなかなか楽しめました。図書館に一角獣の頭蓋骨がおさめられてるほどは響かなかったですが、空気さなぎは小道具として幻想的でした。
 天吾のパートは落ち着いて読めたんですが、青豆さんのパート、特に前半は読んでいてごろごろ転げ回りたい衝動に駆られました。海辺のカフカとかもそういやそういう感じの人出てきてたよねとは思いましたが、とても著名な方にこういうちょっと行き過ぎた女の友情的な描写を入れられると、無性に恥ずかしくなります。ネームバリュー的に、日頃本に興味がないような方々がいっぱい手に取る本な訳で、そういう標準な方々がこういう描写を見て、顔をしかめたり、ほうほうこれが小説か、とか頷いてるところを想像すると、大丈夫かと心配になります。私ごときが誰に対して何を心配してるのか訳が分からないですけど、「荊の城」がこのミスで1位と聞いた時のように、いいの?ほんとにいいの?という気分になりました。まあ日頃は百合ものと調べがついた上で読むことが多いので、今回不意打ち喰らって、ただ有頂天に動揺しただけです。そもそも青豆さんパートの中で重きが置かれている訳ではないですし、いくつもあるサブな要素の一つというだけなのですが…。何年かたってこの本のこと思い出した時、このあたりが一番印象に残ってそうですね。
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by mizuao | 2009-09-07 23:38 | 本(著者マ行)

槇佐知子「今昔物語と医術と呪術」

 ロリスのボーカルアレンジ曲が好きすぎて、昨日から聞きっぱなしです。このかすれ具合がたまりません。ここ2週間はずっと奈々さんに元気をもらってましたが。DISCOTHEQUEの”艶めくネイル”の、「や」の声がやたら色っぽくて艶っぽくて大好きです。吸い込まれそうになります。それにTricksterも好きです。というか水樹さんの詩が好きなのでしょうか。小柄な女性が「君」とか「僕」とか歌う姿を想像すると、全力でにやけます。なのは系の曲はみんなそうですね。

槇佐知子「今昔物語と医術と呪術」
 ぽつぽつと興味をひく本が眠っているので書庫もばかにならないです。今昔物語に出てくる話を章ごとに取り上げて、類例も交えて解説を加えている感じ。色々な薬草が出てきて面白いですね。
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by mizuao | 2008-11-09 18:51 | 本(著者マ行)

宮本美智子,永沢 まこと 「イタリアの幸せなキッチン」

 初っ端からヒロインの腕を吹き飛ばすアニメに惚れました。SFでアクションで適度なグロ描写でもうちでは見れないんですよね。DVDを買うのは薄給ではきついので、数年ぶりにレンタルショップに行こうかと思います。何年か経ってBOXになったら買えるかもしれません。

宮本美智子,永沢 まこと 「イタリアの幸せなキッチン」
 主にトスカーナ地方のグルメをテーマにしたエッセーだと思われます。少食少飲主義を自称する作者は私にはいまいち理解できないところもありますが、素材を活かした料理というのを楽しく読むことができました。テルミニ駅のマーケットで買った枝つきトマトと、農家のおばさん作りたての水牛のモッツァレラのスライスのおいしかったこと。もきゅもきゅ咀嚼していると中から水分が染み出してきて、ワインとともに味わいながら感動していました。あの今まで味わったことのないような歯ごたえとミルクの味はやはり本場ものなんだと思います。同じことをその辺で買えるものでやってもあの味にはならないのですよね。・・・ということで素材は大事なのです。でも作中にあるとおり、いい素材をシンプルにってのは、金があり余ってないとできないことですよね。
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by mizuao | 2008-04-25 19:52 | 本(著者マ行)