木村紺「からん 1」

 先週は久々に読書週間をやってました。上橋さんの「獣の奏者ⅠⅡ」、辻村さんの「名前探しの放課後 上下」、米澤さんの「春期限定いちごタルト事件」、あとはSF作家の瀬名さんの対談集に漫画をいくつか。上橋さんは初めて読んだんですが、さすがに授業で紹介されるぐらいで面白かったです。洞窟で蛇育てて騎乗してたり、主人公が健気で賢い少女だったりするあたり、なんとなくパーンの竜騎士の1巻目を思い出してしまいました。久々にわくわくしました。辻村さんも安定の面白さ。思春期ってこういうこと考えて生きてるんだよなーと懐かしくなります。しかしそろそろこの人の話を読むのに私の方がとうが立ってきた気がしました。瀬名さんの対談は、各方面の研究者の話を分かりやすく咀嚼してくれていて、とても興味深かったです。しかし量子コンピュータの話が前から何度読んでもさっぱりイメージできません。ノイマン型と全然違うものだってのは分かるのですが、量子の重ね合わせでなぜ計算ができるのか。カオス理論もさっぱりです。生物、地学あたりは結構簡単にイメージがつくんですが、物理はなんとなくこういうことだろうっていうのが見えてこないんですよね。文系にしといてよかったと度々思います。

木村紺「からん 1」
 樹さんの「ヴァンピール」に、「オクターブ」とか「もっけ」とか読みたいものがいくつかあったので、先月からアフタヌーンを買ってたんですが、予想外に柔道漫画に惹かれて昨日コミックスを買ってしまいました。そしたら今朝の朝日の書評で紹介されていて、奇縁を感じています。
 主人公の雅が爽やかで姉御肌で好みです。もしあんな後輩がいたら、大石先輩のようにかわいがり(半ば相撲的な意味で)したくなりそうですし、同級生だったら頼りまくって、後輩だったら憧れてるところです。肉づきもほどよいんですよね。そういう鍛え方してたら、そういう体になるだろうなというほどよい感じ。
 大石先輩の体は女子じゃありません。鍛えてるとか筋肉がつきやすいとかそういうレベルの問題じゃなくて、ホルモンから疑ってかからないといけないレベル。顔も男前を越えて漢にしか見えない眉の濃さです。大石先輩みたいに豪放磊落な人もかっこいいとは思いますが、正直ゴリラに見えてしょうがありません。百先輩の良妻っぷりと合わせてやっとちょうどいいぐらいに濃いキャラです。雅と乱取りしてるところ読んでても、感動するぐらい腰が落ちてるんですよね。体型もどっしりしていて、どこぞの先輩方を思い出します。結構実力者設定である雅の投げをあしらって潰したりしてるのに、ああこんな感じだったよなとリアルを感じました。
 
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by mizuao | 2008-11-30 20:24 | 漫画
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