伊藤遊「鬼の橋」

 研修で、自分のイメージ次第でいかに力の強さが変わるのか、という体験をやりました。自分が地面にはりついているようなイメージを持つと、人に持ち上げられてもなかなか持ち上がらないということ・・・。どこかで聞いた話だよなぁと思い、ちょっと真面目に丹田を落としてみました。
 ペアで組んでたので、もう一人の子が後ろから私のお腹に腕を回して持ち上げようとします。そしてびびったように慌てて手を離しました。当然私はそこで、イメージするだけで全然違うねー、と爽やかに微笑みかけるつもりでした。しかし、相手は手を離した途端に「お腹、硬っ」と予想外なところで驚いているではありませんか。男子とかだったら褒め言葉なんでしょうが、女性な身でそれを言われると、かなり痛々しいものがあります。最近全然筋トレしてないはずなんですが。

伊藤遊「鬼の橋」
 小野篁を主人公とした伝奇もの。さまざまな胡散臭い伝説を持つ篁ならば、こんな少年時代を送っていてもおかしくないなと思います。田村麻呂とかも出てきて、なかなか上手いこと考えてあるなと思いました。
 話自体は自分のミスで最愛の妹を失ってしまった篁が、浮浪児や鬼とかかわることで立ち直っていく姿を描いています。叙情的というかしっとりしてますよね。ぐちぐち悩む篁がいい味出してました。
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by mizuao | 2008-10-12 20:18 | 本(著者ア行)
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