アサウラ「ベン・トー 2」

 携帯に貼った蝶のシールに傷が入ってたので、あきらめてカッターでごりごり剥がしてみました。ビニールか何かでできた固めのシールだったので、羽が細かくバラバラに割れて、まるで本物の蝶の標本を壊してしまったかのようで気分が悪くなりました。
 小さい頃から自分で不思議なぐらい虫や鳥の死骸が苦手です。つい先日もいつも通る道にトカゲ(もしくはカナヘビかその手のもの)の死骸を見つけ、裏返った腹の白さが目に焼き付いて、それから毎日遠回りです。私の経験上、6月7月あたりは何かと死骸が多い気がします。車に轢かれてつぶれたカタツムリの殻、それから飛び出すぐちゃっとした身のコンボは、下手なB級ホラーよりよっぽど鳥肌が立ちますです。死んだセミがガンガン転がっている8月9月もホラーな季節ですね。自分の進行方向に見かけるたびに反射的に手をぎゅっと握り、他のルートを模索します。中学の時、死んだセミを靴の先で転がしていた友人がいましたが、まさか彼女もそんなことが原因でいまだに私に畏怖されているとは思わないでしょう。
 これだけ死骸が苦手苦手言いながら、肉や魚は大好きですし、しらすの踊り食いとかしたこともあります。つまり道端で死んでるものに対して極端に弱い訳です。多分小学校の二年の時に公園で見た、食い荒らされた鳩の死骸がトラウマになっているのだとは思います。もういい年ですし、いい加減乗り越えなければと思うのですが、どうすれば怖くなくなるんでしょうね。

アサウラ「ベン・トー 2」
 待ちに待ったアサウラさんの4作目です。今回も前作と同じく、シリアスギャグアクションだったかそんな路線を行くようです。ギャグ部分について言えば、前回よりがっと下ネタのレベルが上がったような気がします。これは確実に新キャラのあやめのせいですね。エロ要員でゆとりっぽい辺が、なんとなく茶色くなる前の美希のようです。主人公の従姉妹で幼馴染という、いかにもな役どころなのですが、ほんと色々と笑わせてもらいました。下ネタ以外の部分では、サラダデイズのくだりと石岡君ネタですね。あとは今回まさかの出番なし?と心配した白梅様も、後半大暴走で満足しました。
 今後も作者の秀逸な食べ物描写が、・・・作者のぎりぎりな生活が透けて見えて、生暖かい目で見守りたくなる素敵な食べ物描写が読めることを願ってます。あと『白粉花の日常』と『筋肉刑事』も是非読みたいです。
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by mizuao | 2008-07-05 20:43 | 本(著者ア行)
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