小川洋子「博士の愛した数式」

 明日は2時半に面接が終わって、その後バイトまでは空き時間です。面接場所が珍しく学校の近くなんですよね。芝公園の近くなので、ある意味縄張り内です。道に迷う心配がないのはありがたいです。
 面接後は、学校に行って一休みしつつ資料調べ・・・というのも考えましたが、それよりは次の面接準備の一環で、本屋めぐりをしといた方が良さそうです。秋葉原に表参道、この二箇所を回るぐらいの時間はあるでしょう。

小川洋子「博士の愛した数式」
 集団面接で一緒になった子の推奨品。ベストセラー嫌いに軽くひっかかって、あまり読む気が起きなかったのですが、せっかくの機会なので読んでみました。
 全体通して読んで、なんとなく品が良い文章という印象を受けました。博士と義姉の関係とか、謎のNとか、ちょっと間違えれば昼ドラ展開になりそうなネタが転がってるのに、それはあくまで匂わせる程度に留めてあります。それがこの清潔感を引き出しているのでしょうね。
 品のよさと、博士の超絶浮世離れぶりのおかげで、文章全体がぼやけて、まるで霞を通して物語を読んでる気にさせられます。数式、数式、数式の博士の会話と、家政婦とその子供との日常が溶け合って、妙に現実離れしていました。私もたまに浮世離れ呼ばわりされますが、博士が数式について語るように、本について語っているのでしょうか。
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by mizuao | 2007-03-11 22:34 | 本(著者ア行)
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