冲方丁「マルドゥック・スクランブル 圧縮」

 後輩がくれたCDに入っていた曲で、甲賀忍法帖というのが気に入ったのでググってみたらアニソンでした。・・・なんか私にはアニソンを判別するアンテナでもついてるのでしょうか? 「水の様に優しく 花の様に劇しく」と歌詞もよいですね。

冲方丁「マルドゥック・スクランブル 圧縮」
 こちらは先輩に貸していただいています。さすがにさんざん評価されていただけあって面白いです。本屋で平積みになっていた頃から恋していたので、やっと読めた喜びも混ざってますが。
 しかし近未来SFにはつきものですが、ところどころ痛いですね。自分の記憶を消しさることで強くあり続け、出世していく男とか。ウフコッフも楽俊とかぶって、ひょっとして自分はねずみ萌えなのか?とか笑ってましたが、本来戦争の落とし子と言えば悲惨なものの代名詞です。道具(兵器)として万能でありすぎるがゆえに、自分を使った人間が殺人マシーンと化してしまう・・・。自分の存在の有用性を証明するためにやってる人助けで、気に入ったひとが化物となってしまうのじゃやりきれないでしょう。バロットの暴走も、ほんとにヒヤヒヤさせられました。
 そういえば、バロットがタイトな服を好むというので、傀儡后を思い出しました。自分はわりにだぼっとした服が好きなので想像しにくいですが、どうもタイトな服を着ると世界とつながった気になるというのは万人に共通なのでしょうか。首のまわりを覆ってると安心するというのはありますけど。
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by mizuao | 2006-10-22 21:28 | 本(著者ア行)
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