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谷甲州「星空の二人」

 今週は日曜つぶれるから早めにレポやった方が無難なのはわかってるんですが、どうもNGOとかNPOとかは私の興味の対象外です。経営とか興味ないしね。その団体の問題点とか分からないし。もうすぐ社会人になる身としてどうかとは思います。

谷甲州「星空の二人」
 有名な人なのにまだ読んだことがなかった人。あんま「星空の二人」はこの人の作品っぽくないらしいので、また暇をみつけて他のも読んでみようと思います。
 短編集なのでいろいろとあたりはずれがあったんですが、まず「星空の二人」。主人公の惚れる相手の名前が鷹郁ってのが気になります。これはやっぱ鷹野の生まれ変わりだろうか。字面似てるし、表紙のイラストは水樹さんだし。まあ話自体は切ない恋の話で、そこそこ面白かったかと。
 あまりの馬鹿馬鹿しさに笑い続けられたのは「五六億七千万年の二日酔い」。はじめどっかで見覚えのある数字だと思ったら、懐かしい。高校で世界史やってたときに豆知識で出てきた、釈迦の入滅後に弥勒菩薩が人類を救いに来るまでの数値でした。宇宙観は亀やら象やら須弥山やら言ってるからインドでさらに仏教かと思ってたらフェイントで、亀がアキレウスと競争をしたために世界が破滅。ゼノンのパラドックスとかなんでここで出てくるのでしょうか。つじまじがあってるようで支離滅裂。さすがにSFバカ本に入っていただけあります。大笑いしました。
by mizuao | 2006-06-05 16:57 | 本(著者タ行)
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