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山田正紀「ミステリ・オペラ 上」 ※読み途中

今日の稽古は武器練で杖です。よって今日一日杖を持ち歩いているんですが、邪魔くさいという以上に、なんか朝から道行く人の視線が痛いような気がします。まあ気のせいでしょうが…。前、杖持って江戸博に入ろうとしたら、受付で止められて荷物預かりになったことがあります。確かにあんなもの持ち歩いてたら不審者っぽいしねぇ。

山田正紀「ミステリ・オペラ 上」 ※読み途中
昨日は本読む暇があまりなかったため、途中まで。学校+バイトで600ページ読みきるのは無理でした。
はじめ百ページじゃ話が複雑であらすじが掴めなかったんですが、半分過ぎた辺でなんとなく分かってきました。基本はある女性が自分の夫の死因を突き止めようとしている内に(正確には夫に死を知らされた時点で)、パラレルワールドに入り込み、自分のいた世界と分岐した他の世界を行き来しているようです。夫の遺品の中に「宿命城殺人事件」という途中まで書かれた本と、その作者の手記とがあり、その中には大戦前満州で起きた事件が綴られています。その手記の世界に引きずり込まれているようなのですが、その手記に書かれたことが本当にこの時間軸で起きたことなのか、ただのフィクションなのかもまだ分かりません。って自分で書いてる内に混乱してきましたが、簡単に見てしまえば、この女性のいる現代の話と手記の中の満州の話が同時並行で語られてます。ただこの二つの世界の関係が要素が多すぎて分からないだけで。
物語の構成とか置いといて細かなネタとかだけでも普通に楽しめます。トランプの謎解きとか平行世界の解釈の仕方とか。わざわざ二つの世界を描かなくても、満州の方だけでも臨場感が伝わってきて面白いです。
by mizuao | 2005-10-25 13:15 | 本(著者ヤ行)
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